トホホ・・ 給湯器って壊れるものなんだ

7年を過ぎて不具合が出てきたキヤノンのプリンター「MP600」。黒色の吐出が悪くなり、なおかつヘッド位置調整ができなくなったことによって、罫線がグダグダと印刷されるようになりました。

しかしながら、最後まで頑張って一生懸命に印刷している感が見えて愛おしくもあるのですが、この事情をご存知ない方々へグダグダの書類を堂々とお渡しするわけにもいきません。どうやら、そろそろ退役の時期がきたようです。ここまで本当によくやってくれました。罫線の入らないハガキ印刷などはまだ大丈夫のようなので、もう少しだけこのまま一緒に置いておきましょう。この状態で廃棄処分するには、あまりにも可哀想すぎます。

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このままでは仕事にも支障が出るので、さっそく新しいプリンター君に着任してもらうことにしました。届いたのは日曜日。新人君はブラザー製の「DCP-J952N-ECO」という機種で、Amazonに支払った着任料は9,480円。今回の機種を選ぶにあたっては、例によって価格コムなどのレビューを参考にさせていただいたのですが、特にインクジェットプリンターにおいてはどの機種も意外なほど満足度が高くないことに驚きました。これは言わば、どれも大差無しということなのかもしれません。

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クルマにしてもデジカメにしても、また今回のような小道具にしても、個人的に好きなメーカーも嫌いなメーカーも無く、あくまでも個々の製品単位で見ていくことにしています。逆に言えば、このメーカーの製品だから大丈夫だろうという過信を抱くこともありません。最終的には「勘」で決めることになるわけですが、当たるか外れるかは運次第。今回のブラザーは、はたしてどうなのでしょう。

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無線印刷ってカイテキ~!などと喜んでいた日曜日の夜のことです。初めてのブラザー製プリンターは滑り出しも上々で、パフォーマンスの高さを予感させる仕事具合。急な出費にはトホホ・・すべきところでしたが、とりあえずプリンター問題は解決したという満足を感じながらの風呂上がり。ん?

なぬなぬ?給湯器のディスプレイに、見慣れない「140」という数字が出ています。あれ?今は1時40分?んなわけありません。慌ててスイッチを入れなおしても、電源は入らずに冷酷な「140」の数字だけがピコピコと光っています。マジで?壊れた?ウソでしょうよ。お湯が出ないんじゃね?

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給湯器が壊れるとはまったくノーマークでした。メーカーのHPで「140」のエラーコードを調べると、過熱防止装置(温度ヒューズ)の不具合で、サービスを依頼せよとありました。さっそく月曜日の朝に管理会社へ問い合わせると、修理でも3~4万で、場合によっては本体の交換で17万円だと。

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おそらく、電話口で気を失っていたようです。その後の会話はよく覚えていないのですが、まずは修理の方向で考え、どうしても直らなかったら・・万が一にも直らなかったら・・その時に考えますと言ったのでしょう。そして月曜日と火曜日の夜は「竜泉寺の湯」へ通い、我が家へサービスマンが来てくださったのが昨日。あ、これはヒューズを交換すれば直りますね。彼が救世主に見えました。

どうやら、給湯器の寿命は10年を過ぎたあたりからなのだそうで、すでに15年が経つ我が家の給湯器は故障してもなんら不思議ではない時期だったようです。結局は2万円の修理費用で済んだわけですが、もしも本体交換で17万円を用意しろと言われていたら、2週間は気を失っていたでしょう。

この厳冬期に給湯器が故障するとは一大事。非常に冷たい水や、予想していない急な出費に、まったくもってトホホ・・。思い出してみれば、約3年前の震災時には、お湯どころか水も出ない状況が1ヶ月も続いたのですが、それを忘れないようにと神様からお灸をすえられたのかもしれません。

ここに住み始めて15年。そろそろ壊れだす道具が出てくるのかと思い知ったわけですが、1960年代に製造された我がビンテージカラダだけは、未だ壊れないことに少し感謝するのであります。