ねぇねぇ、デジカメ貸してね。どうぞどうぞ、どれでも好きなヤツを持って行ってくださいまし。なんだったら、一眼レフでも持って行けば?いやいや、重いのはいらない。小さいヤツで結構です。
それならコレをメインに、念のためにもう1台。それと、バッテリーの充電器も持って行って、とにかく手当たり次第に、失敗してもいいからバシャバシャと撮ってきておくんなまし。
設定はしておくから、あとは余計なところをいじらないようにね。左手は指でカメラをつまむんじゃなくて、下からガシッと押さえるように。シャッターを押す指は、鼻を軽く掻く程度にね。一本釣りで撮るんじゃなくて、網で撮るつもりで数を稼げば、中には良い魚が入るから。
もうわかったから、うるさいな~。
確かに、うるさいね・・。
出発前日にそんなやり取りがあったわけですが、カミさんが友人たちと出掛けていた京都旅行から帰ってまいりました。結局は2台のコンパクトデジタルカメラを持参して撮影枚数は千枚前後だと。
お!頑張りましたね~!素晴らしい!どれどれ、さっそくパソコンに取り込んでみよう。お土産のお菓子も嬉しいのですが、私にとってはデジカメに収められた京都の風景も実に楽しみなのでした。
4人の晴れ女が揃ったおかげで、全日程とも晴天に恵まれたという今回の旅行。京都にハマる女性は多いようですが、写真を見ているとそれも十分に理解できそうな気がします。特に、晴天下の金閣寺は言葉を失うほどの存在感。コンデジでこれほどの写真が撮れれば十分な土産と言えそうです。
機会があれば是非とも訪れてみたい京都。しかし、おそらく私がカメラを持って京都などへ行ったなら、1,000枚どころでは済まないのが目に見えています。写したいものが多くあり過ぎる場所も困りもの。しばらくは、カミさんが撮ってきた写真を見ながら旅行気分を味わうことにします。
帰って来るなり本人はまた行きたいと言っているわけですが、次回は是非ともデジタル一眼レフを持参してもらい、お土産写真で楽しませてもらおうと思います。残念ながら京都に行けない私は、秋の輪王寺でも楽しむことにしましょうかね。