新たな月を迎えるたびに感じることですが、月日の経つのは実に早いものです。1年を1時間で例えるなら、すでに10分が経過して残すところは50分間ということになりました。50分もあればノンビリできるのか、あるいはテキパキ動かないとマズいのか。あっという間に5分が経過しそうです。
さて、日本一、いや東北一、いや、もしかしたら宮城県で一番ぐらい?歯科治療を怖がっていたキングオブヘタレ野郎の私が、昨年末から順調に歯科通院を続けています。マジで?自分でも信じられません。あれほど何年も、いや何十年も歯医者へ行こうとしなかった私が、変わったのです。
昨年の11月中旬頃でしたでしょうか。歯茎が腫れて痛み出しました。私の場合には、疲れてくるとたまにあることです。通常は鎮痛剤でごまかせば4~5日で勝手に治りますが、その時にはなかなか痛みが引かなかったのです。さすがに困りました。鈍痛で食が進みませんし、美味しくもありません。温麺、そば、ラーメンの連続で体重も2kgほど減りました。ダイエットには実に効果的です。
10日が経ち、やがて2週間が過ぎても、痛みが引く気配はありませんでした。ある意味、私はとても我慢強いとも言えます。その我慢強さを持ってすれば、歯医者でも我慢できないかい?いいえ、できません。カミさんからはすでに3万回ほど歯医者に行けと言われています。キングオブヘタレ君。
もはや、自分の我慢強さを信じて限界に挑戦しよう!というハナシではありませんでした。もう降参です。忘れもしない、昨年の12月3日の朝に歯科医院へ電話をかけたのです。それでは来週の・・いやいや、痛みがヒドいのですぐに診ていただけませんでしょうか。いわゆる、急患扱い願いです。
結局はその日の午後に診ていただけることになり、切開治療の末に痛みとの長い闘いは幕を閉じました。と同時に、その時から始まる歯科通院の幕開けでもあったわけです。おそらく、これまでの私なら痛みが引いた時点でトンズラです。しかし、今回は「決意」を持って挑みました。全部治そう。
これまでどんだけトンズラしたんだよ、キングオブヘタレ君。まったくさぁ、いい歳して。いい歳どころか、いいオヤジがトンズラしっぱなし。覚悟決めろっつーの。もう一人の自分が切々と私に語りかけます。まったくだ。君の言う通りだよ。おそらくまだ2~30年は生きるけど、これでは無理だ。
というわけで、16年ぶりの大規模修繕工事が始まったのであります。下部の歯を治したのが16年前で、今回の原因となった上部一連の歯は20数年ぶりの着工。歯科医の前で口を開けること自体が恥ずかしい。ましてや、若い歯科衛生士さんにはこんな具合を診ていただくなんて本当に申し訳ない。最初はそんな気持ちを抱きながらも恐る恐る通い始めたのですが、今では開き直りました。
歯科通院は早3ヶ月目。これまでの抜歯は4本。一昨日も抜き、実は今も少し「いずい」のですが、もうトンズラしようとは思いません。なぜなら、決意したからです。これまでサボったツケを払わなければなりません。不思議なもので、人から何を言われようが自分が決意しないと動かないのです。
今では毎回の通院が楽しみにさえなってきました。行けば確実に改善へと向かうからです。診察台に乗れば、いつも死んだフリ。この手に尽きます。死んだフリですから、痛いも痒いも感じないのです。実際に昔と違って痛みの無い治療に変わっているようですが、どうやら決意によって思考も変わるのでしょう。歯科通院に対するその強い決意と、日々のブログへ対する熱心さを、なんとか少しだけでも仕事に向けて欲しい。カミさんからはそう言われますが、そうは問屋がおろしません。