中華飯店 来々亭

どうやら先週末から小風邪をひいたらしく、今もなおぐずついた体調が続いています。一番のクスリは睡眠だろうと、日曜の夜からは午後10時に寝るといった小学生のような生活を送っていますが、この歳になるとピタっと治ったためしがありません。

昨日の大雪には驚きましたが、幸か不幸か午前10時にアポイントがあり、クルマの屋根に20センチの雪を載せたまま市内中心部へと出動。クルマの積雪量コンテストでは、たいてい負けないのです。

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今日は一転して10℃を超す陽気。気温の乱高下にカラダが本調子でないせいか、食欲があるのかないのか微妙なところです。しかし、クスリも飲まなければならず、どこかで軽くラーメンでも?と考えていた時に思い出したのが、若林区畳屋丁にある「中華飯店 来々亭」。ずいぶん以前からある町の中華食堂で、いつかは寄りたいと思っていた願いがやっと叶いました。

JR東北線及び東北新幹線の高架橋脇とでも言いましょうか、成田町側から河原町方面へ抜ける道路沿い近くにお店を構える「来々亭」。店名自体は絵に描いたような中華飯店なのですが、店構えは意外に地味で、珍しいキリンレモンの軒下看板と赤いのれんだけが目印です。

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ちょうど四叉路になっているところに用意される専用駐車場は、ギリギリ2台のクルマが置けるかどうかといったスペースです。それにしても、これほどに存在を主張しないお店は珍しいかもしれません。赤いのれんには「味自慢 ラーメン」としか書いておらず、店名は軒下看板に小さく記されているだけ。この実に控え目な雰囲気がまた、なんとなく魅力的なのです。

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店内は4人掛けテーブルが2台とカウンターに4席。時刻は13時半を過ぎていましたが、ご近所さんと思われる方々の先客が3名ほど。 運良くも空いていたテーブルに着いたと思ったら、すぐに常連さんらしき4名のご一行がご来店。うわわっ。急いでカウンターに移ろうとしたところ、なんと4名は奥の座敷に上がったようです。なるほど、そういうことなのですね。

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さすがは中華飯店。チョッと目移りするほどのメニューの中からいただいたのは、初志貫徹でやはりラーメン。野菜や鶏で出汁を取ったと思われる王道のスープに、喉ごしの良い麺。まさに絵に描いたような定番の具と相まって、文句のない美味しいラーメンを味わいました。

風のウワサによると、少なくとも30年以上前からやっているはずだという「中華飯店来々亭」。今回はお忙しそうでお話しを伺うことはできませんでしたが、おそらく多くの常連さんに支えられながら町の食堂としての役割を担っているのでしょう。

ちなみに、すぐ東側にお店を構える「あさの精肉店」。ここの自家製ホルモンが美味しいことは、この界隈でも有名な話しです。