先日のことです。カミさんが何やら納戸の中をしばらくゴソゴソやっていたと思ったら、急に大きな声を出し始めました。「あった!やっぱり、あった!私ってスゴい!ねぇ、コレってスゴくない?」
はいはい、あなたは常にスゴいですよ、ええ。・・で、ところで、何がスゴいんですか?
パソコンに向かっていた私が振り向くと、そこにはなんと、子猫の頃に撮ったビンゴ伯爵のアルバムが。えええ?そ、そんなの、あったの?!彼女いわく、ビンゴを我が家に迎えてから撮った写真をアルバムに収めていたはずで、それをどこかに保管していたのだと。それがどこにあるのかをずっと思い出そうとしていたそうで、急にひらめいて探し始めたというのです。
へ~ そうだったんだ・・。おそらく私がカメラのシャッターを切ったことは間違いないのでしょうが、不覚にもほとんど憶えていないのです。当時はまだデジタルカメラが無い時代でしたので、これを撮影したカメラはおそらくその頃に所有していたミノルタのフィルムカメラということになるわけですが、こうして撮影に精を出していた様子を見ると、当時からの親バカぶりが想像できます。
もしかしたら、天国のビンゴがこのアルバムの所在を導いてくれたのかもしれませんが、18年経っても意外に保存状態が良いのには驚きました。しかし、おそらくネガフィルムはどこを探しても無さそうです。そこで、これ以上の劣化を防ぐ意味でも、写真をそのままスキャンしてデジタル画像として保存すべく試してみることにしたのです。試行錯誤しながら、少しずつ。
考えてみれば、この写真に限らず昔に撮ったプリント写真は、長い年月をかけてアルバムに貼り付けられたままです。考えただけで気が遠くなる作業ではありますが、この機会に少しずつ時間がある時にゆっくりと、プリント写真のデジタル化をすすめてみるのも良いかもしれません。まるでレコードの音をデジタル化してパソコンに取り込むように。ゆっくりと、少しずつ。