「元祖ニュータンタンメン本舗」の担々麺。私の知る限りでは、昔によく八木山まで食べに行った「さわき」のスタミナラーメンと同じくらいニンニクが入った、格闘しがいのあるラーメンです。
長町たいはっくるの、道路を挟んで北隣りにお店を構える「元祖ニュータンタンメン本舗」。おそらく3~4年前にここへ出店したお店ですが、実のところ初めて食べたのは20年以上も前の事です。
当時、横浜の港北区に住んでいたのですが、隣町にこの「元祖ニュータンタンメン」のお店があり、一度食べてみたところ少々ヤミツキになってしまい、向こうにいた頃はちょくちょく利用していました。あれから約20年、数年前に長町でこのお店を見つけた時には驚いたのです。
ここはもともと川崎や横浜を中心に店舗を展開していたラーメン店ですので、まさか仙台で目にするとは想像もつかなかったのです。川崎の何店舗かで修行をされたという店主は、あえて身寄りのいない仙台を選んで出店されたらしく、現在のところ東北ではここのお店だけなのだそうです。
肝心な事をお聞きしてみました。メニューに「担々麺」と表記されていてコレが出てきたら、お客様から文句はでませんか?と。たまたま私は昔に食べて知っていましたので逆に喜びましたが、普通であれば胡麻味の担々麺だと思うでしょう。しかもニンニクの量がすごいのです。
やはり、たまに文句を言われるそうです。ニンニク抜きや卵抜きというリクエストも稀にあるそうで、お客様のご要望通り作るそうですが、ただ・・どうなんでしょう・・?と苦笑いの店主。
おそらく5分は茹でると思われる表面がツルっとした太麺。そして結構な量の挽肉に、ニンニク(一人前3カケほどだそう)、唐辛子(辛さ調整可能)が塩味のスープで煮込まれ、最後に溶き卵でとじられるという完全にオリジナルな担々麺、これでニュータンタンメンと名付けているようです。
仕事中の昼食としては、食後のニンニク臭が少々気になるかもしれませんし、夕食用とはいえ辛さを強力にしてしまうと、今度は上から下から大変な状況にもなり兼ねません。まったく油断ならないラーメンとも言えるのですが、他では味わえないこの味、なぜかクセになりそうです。