先日の寒い日のこと。記憶にないくらい実に久々に「五目そば」を食べたのです。おそらく五目ファミリーのなかでは「祖父」的な存在と言ってもよい五目そば。しかし、どういうわけか影が薄いと言いますか、当然名前は知っていても食べる機会があまりなかったわけです。
もちろん、蕎麦店に行かなければ食べることは出来ませんし、仮に蕎麦店に入ったとしても、数ある温かいメニューのなかから五目そばを選ぶことを、私の場合はこれまでしてきませんでした。
しかしこの日の冷え込みは相当なもので、最後の最後まで「餡かけそば」か「五目そば」で迷った末に、メニューの中ではキング・オブ・ソバ、祖父的存在の「五目そば」に決定したのです。
何となく昔風な趣も感じられる一品ですが、過去にいつ食べたのかまったく思い出せません。まさか生まれて初めてということは無いと思うのですが、これまで5杯は食べてないでしょう。そう考えると、一生のうちにいったい何杯の五目そばを食べるのだろうと思ったりするのです。
いただいたのは宮城野にお店を構える「蕎麦処あおば」で、このお店も仙台ではそろそろ老舗組でしょうか。昼は駐車場が営業車系でいっぱいになるのですが、夜は比較的静かなものです。
さすがにボリュームも満点の五目そばで大変美味しくいただき身体もしっかり温まりました。いつもとは違うものをオーダーしてみるのも、新たな発見があって面白いのかもしれません。