大阪王将のぬるいラーメン

あっという間に正月三が日も終わり、暦のマジックでピッタリ今日が月曜日ということもあって、本日4日から仕事始めという方々も多いのでしょう。私はちゃっかり明日あたりまでお休みしようかと企んでいたのですが、どうしても延ばせない仕事が入って、本日から出動したのでした。

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そろそろ正月料理にも飽きて口や胃袋が普通の食べ物を欲する頃かと思われますが、かくいう私もなぜか猛烈に餃子が食べたくなり、夕食にお邪魔したのが 大阪王将 仙台南吉成店です。

南吉成ヨークタウン内に昨年出店したこちらは、以前は「焼肉ひがしやま」だったところで、その前は確かイタリアンが入っていた場所ですから、「大阪王将」で3回転目ということになります。

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大阪王将と言えば数年前に太白区の中田に出店し、その後西多賀のベガロポリスにもお店を構え、そのどちらにも行ったことはあるのですが、ここ南吉成店はもちろん初めてであります。

ところで、昨年末一番町に「仙台(東北)初出店!」と銘打って「王将」が出来たと話題になり不思議だなぁと思っていたら、一番町は京都が本社の「餃子の王将」で、「大阪王将」とはまったく別会社のようです。関西ではどちらも有名なのでしょうが、私たちには同じように思えるのです。

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比較的リーズナブルな中華食堂という感じのこちらも餃子が売りですので、もちろん餃子とラーメン、そしてガーリック炒飯をお願いしました。そしてミセスだけはお約束の生ビールを。

餃子が運ばれ、すぐにラーメンが運ばれ、どれどれラーメンは冷めないうちにと急いで写真を撮ってすぐに食べ始めてみると、んんん?ぬ、ぬるい・・。え?マジで?やっぱぬるいなぁ。

う~ん・・困りました。スープが明らかにぬるいのです。不思議なことに麺はちゃんと茹でたての歯応えが残されていましたので、出来たものを放置されていた感じではありません。

うわぁ、どうしよう・・。我慢してこのまま食べようか。でも、これは度を越してぬるすぎます。茹でたての麺のほうがスープより熱いといったあんばいです。

写真を撮っている間に急激に冷めたのならもちろんこちらの責任ですが、店内は冷凍庫ほどの室温でもありません。想像するに、おそらく麺を茹で始めると同時に温められてもいない器にスープを張り、麺が茹で上がるまでそのスープが放置された感じです。これは感心できません。ラーメン店ではたまに散見されるやり方で、完全に作り手側を優先した方法なのでしょうか。

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我慢して食べるか、食べずに残してしまい、二度とこのお店に来ないようにするか。そのどちらも、勇気を出してお店に意見するよりも簡単なことでしたが、今回は頑張って意見してみることを選択しました。ふ~ふ~しないで食べるラーメンなど、有り得ないと思ったからです。

スタッフを呼んで、「大変申し訳ないのですが、ラーメンのスープがぬるすぎるようです」と控えめに意見したのですが、そこからのお店の対応は実にお見事でした。

確認もせずに「申し訳ございません。すぐに作り直します」と。そしてものの数分、優先的に作り直された熱々のラーメンが湯気をたてて運ばれてきたのです。そう言えば、最初のラーメンは湯気もたっていなかったのです。

下げた後に確認したのかどうか、「大変申し訳ございませんでした。完全にウチのミスでした。」と言いながら、餃子のサービス券もそっと置いていきました。これで完全に名誉回復であります。

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以前に関東や関西の友人から、東北人はおとなし過ぎると言われたことがありました。お店側で気付かないミスもあるのだから、またそこに行きたいのなら言ってあげるべきだと。まったくその通りで、お店を作るのはお店側の責任で、お店を育てるのは私たちの役目なのかもしれません。

今回はお店にとっても私にとっても勇気を出してみて正解でしたが、いただいたばかりの餃子のサービス券を会計の時に差し出す勇気までは、さすがの私も持ち合わせていませんでした。