古い友人から「仕事帰りに冷たいモノでも?」というお誘いがあり、久々に夕刻のティータイムを彼の勤務先からほど近い「カフェ・ベローチェ」の広瀬通り店で楽しむことにしたのです。
今やコーヒーショップのナショナルチェーンは昔に比べてかなり多く目にするようになりました。思えば「ドトールコーヒー」の広瀬通店ぐらいしかなかった頃、仙台にはまだまだ個性的な喫茶店も共存していたわけですが、その後「ドトールコーヒー」が店舗を増やし始め、ご存知「ベローチェ」や外資系である「スターバックス」や「タリーズコーヒー」などが仙台へ進出してきた頃には、ふと見渡すと以前から営業していた喫茶店はほとんど見かけなくなりました。
同一チェーン店はどこに入っても安定した味を提供してもらうことが出来る反面、どこへ入っても同じ味で同じインテリアだということも言えます。お店ごとのオーナーがその感性で創り上げた内装デザインで、工夫を重ねた結果生み出した唯一のコーヒーを味わう、そんな時代も良かったなどと少し思うのですが、こればかりは時代の流れですから致し方ありません。
ところで、私が「カフェ・ベローチェ」に入ると決まってオーダーするのがコーヒーゼリーです。ふだん、夏でも「アイスコーヒー」はほとんど飲まないことに加えて、正直申し上げてここのホットコーヒーは少し好みに合わないのであります。ただし、コーヒーゼリーは一押し。
実はコーヒーゼリーの上にたんまり盛られたアイスクリームがお目当てでもあるのですが、無糖のコーヒーゼリーにアイスクリームをからめながらいただきますと、今日のような暑さでも待ちわびた涼感とともに美味しい笑顔を一気に取り戻すことが出来るのです。
ちなみにこちらのコーヒーゼリーは280円。少し喉が渇きますので、店内に備えられている冷たいお冷やをいただきながら食すのが良いかもしれません。