「一緒に宮古島へ行かないか？」と父から誘われたのは今年が明けて間もない頃でした。
80歳を過ぎた実家の父は、２年前に母が亡くなってからしばらく経つと、生前一緒に出掛けた場所に一人で旅行をするようになりました。そんな父を、なんてロマンチックな男なんだと家族も微笑ましく見守っていたわけです。
そのようななか、旅行関係の仕事を持つ私の弟から誘われて昨年の５月に宮古島へ行って来たのですが、それがかなり良かったらしく、今年も行くから一緒にどうだというのです。私は仕事面でも予算面でもきびしそうだったので来年にするよと一旦は断ったのですが、「自分が来年まで元気でいられる保障はなにも無い」と・・。
ちょっとちょっと、そんなセリフは反則でしょう。でも、それが本心なのかもしれません。一緒に行かなくて後悔することはあっても、一緒に行って後悔することは無いだろうと思い始め、それからというもの逆立ちしてズボンのポケットに隠された小銭までかき集めることに。そんな訳で、父の護衛とポーター役も兼ね、弟が先入りしている宮古島へと向かったのでした。
▼ お食事処 まなつ 店構えがシブ過ぎっ！
▼ ここは間那津（まなつ）
▼ 伊勢海老定食
