先週末の大雪に驚いたと思ったら、休む暇もなく今週末はそれを上回るような悪天候。想像を超える積雪で、特に東日本の各地では様々な影響が出ているようです。長時間にわたって車の中で身動きが取れなくなったり、建物の屋根が雪の重みで崩落したり、仙台市内の国道では雪崩が発生したり。
これまでもひと冬に何度かはドカンと降りましたが、これだけ短期間に大雪が繰り返されたことは記憶にありません。幸いにも、昨日に予定されていた仕事は先方のご厚意もあって延期させていただくことができたのですが、代わりに待っていたのは１週間ぶりの雪かき。3分間働いたら30秒休むといった、壊れかかったロボットのような鈍い動きに汗を流したわけで、またもや体力の無さを痛感。
そのような荒れた週末でしたが、昨日の朝に飛び込んできた素晴らしいニュースが羽生結弦選手の金メダル。天候しだいでは仕事に向かうつもりでしたので、残念ながらライブでは観ることができず、早朝のテレビでこの快挙を知ったのであります。日本におけるフィギュアスケート発祥の地と言われるこの仙台で、荒川静香選手に続いてのゴールドメダリスト誕生に興奮と感動を覚えるのです。
名前は「ゆづる」でも、金メダルだけはゆずらなかった羽生選手。村井宮城県知事は、さっそく県民栄誉賞の授与を検討しているそうですが、私のような野次馬オヤジとしては、荒川静香選手のような凱旋パレードが行われるのかどうかが今から楽しみであります。羽生結弦選手の素晴らしい活躍に、将来のゴールドメダリストを目指す少年少女たちがますます増え、ここ仙台が日本フィギュアスケート界の中心地となる日も夢ではないのかもしれません。そのことを心から願うのであります。
以前からネット上で話題となっていた羽生結弦選手の応援ソング。多くの労力をかけて作られたこの応援プロジェクトビデオが、羽生選手がもたらした金メダルによって完璧に報われた結果となったことは喜ばしい限りです。村井県知事の次に登場するのがフィギュアスケートの長久保コーチかと思いましたが、よく見るとそうではなく、また多くの皆さんが登場される中には知人の顔もちらほら。記録ずくめの週末となった仙台。この熱い想いが、１日も早く雪を解かしてくれることでしょう。
