さて、ここで問題です。秋に河川敷などの野外で行われる「会」は次のうちどれでしょう。
1.芋煮会風大宴会
2.仙台式芋煮会
3.大宴会風若妻会
4.青空式ただの飲み会
5.秋の交通安全運動会
仙台の秋の風物詩とも言える芋煮会。ここ何年もまったく機会が無かったのですが、ある団体の芋煮会にお誘いを受け、実に久しぶりの仙台式芋煮会に参加させていただきました。
会場は仙台市内でお馴染みの牛越橋下広瀬川河川敷。開始は11時ということでしたが、到着した10時半頃にはすでに調理が始まっており、最初の一杯を頂戴したのが11時前。今回の芋煮会は主催側がすべての準備をしてくださったおかげで完全に手ぶらでの参加。実にありがたい段取りなのでした。
芋煮奉行、焼き鳥奉行、焼きそば奉行、それぞれのお役人が腕をふるい、万が一にも味の調整が必要とあらば、自分の丼ぶりだけで行うべし、とのお達し。軽く朝ご飯を食べていったにもかかわらず、どうやら野外でのご馳走は別腹のようです。味の調整などまったく必要としない完璧な出来栄えに、手も口もなかなか止まりません。
今回は珍しく、豚肉で味噌仕立ての「仙台式芋煮」と、牛肉で醤油仕立ての「山形式芋煮」の二種が用意されるといった芋煮会。加えて、焼き鳥や海老焼き、焼きそばなども振る舞われ、さらには飲み物類もふんだんに準備されるといった、とても充実した豪華な芋煮会でした。
仙台市内には手ぶらでも芋煮会が出来るスポットがいくつかあり、数年前の芋煮会は確か秋保の「木の家ロッジ村」だったでしょうか。ここ牛越橋下の広瀬川河川敷は場所代こそかかりませんが、調理器具や食材などはすべて持ち込む必要があります。しかし、河川敷にはゴミ集積所も用意され、仙台市のゴミ袋を使えばそこへ置いてくることも出来るようです。
ここは市街地からも15分程度で、私たちにとっては貴重な芋煮会場。仙台市側から立入禁止令が出ないように、広瀬川の水質にも配慮し、後片付けにも十分に気を配り、今後ともマナーを守って仙台式芋煮会を楽しみたいものです。