日本気象協会によりますと、開花直前の桜の状態のことを「秒読み桜」と呼ぶのだそうです。というのはまったくのウソですが、まさに仙台の桜も開花まで秒読み段階となりました。日本列島を順調に北上している桜前線。東京ではすでに葉桜となったそうですが、宮城県ではまだまだこの状態。そろそろ白河の関を越えている頃でしょうか。狭いようで広い日本を、つくづくと感じるのであります。
本日は晴天なり。青い空は実に気持ちが良いものです。春の陽気に誘われて、我慢できずに榴岡公園に立ち寄ってしまいました。そこで目にした今日の風景。まるで、メキメキ・・と音が聞こえてきそうな桜のつぼみ。一枚一枚は淡い桜の花びらも、この状態では色が濃く見えます。先に開花した梅と、それを追うカタチとなっているハクモクレン。年に一度の舞台に、役者が揃ったようです。
各種露天やごみ集積場所などの設営も真っ盛りで、花見会場としての準備はほぼ整ったように見える榴岡公園。驚いたことに、すでにこの状態で一つのグループが花見(の予行演習)を楽しんでいらっしゃいました。残念ながら、今週末の天候は荒れ模様との予報。週明けからが本格的な花見シーズンに突入しそうです。仮に今日の状態をジャンケンに例えるならば、桜はまだまだグーの状態。梅やハクモクレンには負けていますが、いずれは後出しジャンケンですべてを打ち負かすのでしょう。