鳴子温泉郷の川渡(かわたび)温泉に泊まってきた父から、おみやげとして「豆腐司 遠藤屋」の「くるみとうふ」と「胡麻とうふ」をいただきました。いつも川渡で宿泊する宿が決まっている父はここの「とうふ」も大好物なようで、必ずと言ってよいほど買ってきてくれるのであります。
豆腐屋さんとはいえ、こちらで有名なのは普通の豆腐ではなく、なんと言っても「くるみとうふ」に代表される変わり豆腐でしょう。パッケージには「加熱せず、そのままお召し上がりください。」と記載されていますが、冷奴のようにかつお節を散らして醤油をかけていただくものではありません。実はこの豆腐、プリンのようなほんのり甘めのスイーツ系豆腐なのです。
豆腐ですからやはり「一丁」と表現すべきなのでしょうか。発泡スチロールの容器に入れられた一丁の「とうふ」は結構なボリュームです。たまに和食のお膳などをいただくと胡麻豆腐が小鉢で添えられることもありますが、この大きさで目にする機会はあまり無いかもしれません。
「くるみ」も「胡麻」も甲乙付けがたい美味しさで、程よいやわらかさによるなめらかな食感と口どけ。そして鼻から抜ける「くるみ」や「胡麻」の香り豊かな風味。これは老若男女問わず、実に上品で美味しいデザートとなるに違いありません。近隣の温泉旅館へお膳用としても卸しているというここの「変わりとうふ」。鳴子方面のおみやげとしては喜ばれる一品でしょう。
川渡の町内にポツンとたたずむ「豆腐司 遠藤屋」。実は私も何度か立ち寄ったことがあり、上の2枚は昨年の2月におじゃました際に撮ったものです。もちろん保存料などは使われていませんので消費期限はおそらく3日程度。今回のおみやげも明日までのタイマーですが、問題なくペロッといただけそうです。