納豆ときのこスパゲッティ

何か美味しいものでも食べにいくか?あるいは、何か栄養のあるものでも食べにいくか?という言い方は、一般的に「少し豪勢なものを」という意味で使われるケースが多いようです。私のように何を食べても美味しい、さらに栄養もとれるだろうと思っている者には、必ずしも豪勢で高額なものばかりがありがたいわけではありません。つい最近で感動したのは、仙台朝市で手に入れた5尾で280円の「イワシ」。

ぷりっぷりのイワシの一夜干しを弱火でじっくりと焼き、中骨だけを残してすべて平らげる幸せ感。そのダイレクトな美味しさは、イタリア料理店の高級ピザに乗っかった「アンチョビ」どころではありません。子供の頃によく食べた記憶がある「イワシ」ですが、ほろ苦い内臓も旨いと感じられるのは、大人になった証拠でしょう。

私にとってのご飯のおかず三大好物。イカのふ、焼き鮭の皮、そして納豆。そこにイワシの一夜干しが迫る来る勢いになってしまいましたが、まだまだ「三大おかず」の座は揺るぎないのであります。

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地域の情報誌である「ぱど」に、スパゲッティ屋さんのワンコインクーポンが載っていました。700円弱の一品が500円で食べられるとのこと。これはおそらく行くだろう。そう思って取り置きしておいたわけですが、その機会は突然やってきました。今日です。さっそくワンコインスパゲッティへ。

何種類か用意された割引対象のスパゲッティ。さて、どれにしましょうか。とメニューを眺めているうちに目に入ったのが、「納豆ときのこ」のスパゲッティ。なぬぅ?なっとーだとぉ?く~。残念ながら割引対象ではありませんが、そもそもこの「納豆ときのこ」は480円。クーポンいらないさね。

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私の三大好物の一つを、きのこと一緒にスパゲッティの具として用意していただけるとなれば、これは頼まないわけにはいきますまい。というわけで、結局はクーポンとは無縁のスパゲッティをやっつけ始めることになったのです。それにしても美味しい。なっとースパ。納豆は飽きないのが不思議。

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自宅でもキムチと納豆のスパゲッティをたまに作りますが、さすがにプロの作る一品は美味しさが格段に違います。高校生の頃の朝、通学のためにバスに乗ると、どこからともなく納豆臭が漂ってきたことを思い出すわけですが、当時の朝ご飯は納豆がもっともスタンダードだったのです。

イカのふに生ウニを少し混ぜたソースであえたスパゲッティ。その上にはカリカリに焼いた鮭の皮を3本、そして真ん中には納豆と海苔を少々。こんなスパゲッティがあれば、おそらく悶えて奇声をあげながら食べることになるのでしょう。私的三大好物スパゲッティ。いつか自分で挑戦してみます。