最近、仕事で札幌へ行かれる人からのお土産は、もっぱらコレです。むしろ、自分からリクエストすることも多い「美冬」。「白い恋人」でおなじみの石屋製菓で作っているお菓子なのですが、さすがに白い恋人は少々飽きてきているなかで、このお菓子はもうしばらく大丈夫そうです。
昔は「トラピストクッキー」というお土産が定番だったような気がしますが、海産物を除いた北海道のお土産としては、キャラメルも含む乳製品系、じゃがいも系、そしてチョコレート系の3種が台頭してきているような感じでもあり、このお菓子もチョコレート系の一種と言えるようです。
それにしても「美冬」とは北海道らしいニクいネーミングを選んだものですが、これは「みふゆ」と読むのだそうで、石屋製菓によると「ミルフィーユ」という言葉の中から「ミ・フ・ユ」という3文字を抜いたという意味もあるのだとか。確かに、パイ生地のようなミルフィーユのお菓子です。
3種の異なるクリームが入れられたミルフィーユを、さらにそれぞれ異なるチョコレートでコーティングしてあるという、決してやっつけ仕事では出来ないような、なかなか手の込んだ仕様です。実際に食べても、チョコで包んだ生地とクリームの調和も絶妙で、実に美味しいのです。
今はまさに「美しい冬」の季節真っ只中。しかし、暖かい部屋の中から美しい雪景色を眺めている分には心地良いのですが、実際には最近の仙台でも容赦のない厳しい寒さで、朝に駐車場へ向かうだけで耳が取れそうになるのです。この寒さがいつまで続くのかは分かりませんが、これから2月14日あたりまでがチョコレートのもっとも売れる美味しい季節なのでしょう。