今日は午後から会議がありました。場所は青葉区錦町の「ホテル白萩」。「公立学校共済組合仙台宿泊所」とあるように、公立の学校職員が加入している共済組合が運営母体となっている宿泊施設で、鳴子温泉の玉造荘などもそうですが、もちろん一般の私たちもいつでも利用することが出来るのです。
仙台市内のホテルの中ではどちらかというと地味な存在かもしれませんが、なかなかどうして宿泊のみならず、公務員以外の会議や宴会、ウエディングなどの利用者も決して少なくないようです。
実は今日の会議に参加しながら、しみじみと思い出したことがありました。プレゼンテーションの道具のことです。今日は150名ほどの参加でしかも細長い会場でしたので、液晶プロジェクターとスクリーンが前後に2台ずつ。情報を送り出す側の主役はもちろんノートパソコンです。
今やどこの会社でもノートパソコンに組み込んだパワーポイントを使い、液晶プロジェクターを通してスクリーンに投影しますが、これは少なくとも「Windows」が世に出現し始めてからの話しで、それまでは「オーバーヘッドプロジェクター」が圧倒的に主流だったのでしょう。
本体は大きくて四角くて重く、上下するミラー板がついた首のようなものでピントを合わせて、下から放射されるもの凄い光によって透明フィルムに浮き出された文字をスクリーンに映し出す道具です。20年以上前の当時は、シャープの「書院」や東芝の「Rupo」といったワープロで原稿を作り、それをコピー機でフィルムに焼く作業を夜遅くまで続けていたのを思い出します。
プレゼンが終わったあとのOHP機本体は相当に熱くなっており、電源の落とし方にコツがあるなどパソコンに比べれば手間の掛かる道具でしたが、プレゼン中に直接フィルムに手書きできるなど、今考えれば良い意味で人間味を表現できる道具だったのかもしれません。
さらにその前となるとポジフィルムのような「スライド」をカシャン、カシャンと映し出していた記憶があるのですが、それはよく憶えておらず、少人数ではよく模造紙を使って会議をしていました。
ハードもソフトも含めて、プレゼンテーションの道具が今後どれだけ進化するのか想像もつきませんが、確実に便利で楽になっているのは間違いなさそうです。ちなみに、肝心のプレゼンテーションのスキルですが、以前から身近で素晴らしい見本は、NHKの「ニュース7」だと思っています。