「初夏」というイメージを超えた気温に見舞われた日本列島。先週には仙台でも真夏日を記録するなど、5月にしてはまさに真夏を思わせる天候が続きました。仙台の最高気温が31℃だったと発表された日のクルマの外気温計は確か33℃。街の気温は、気象庁よりだいたい2~3℃高いのであります。
気温が高くなると売れ始めるのが冷たいもの。当然と言えば当然です。冷たい飲み物やアイス類。そして、冷たい食べ物。さすがにこの陽気では熱々の食べ物で身体を温める気にはなれず、熱くない食べ物に少しでも涼を求めてしまうのは、自然の成り行きなのかもしれません。
というわけで、とうとう冷し中華の解禁日となってしまった今日。厳密には、5月の初旬に「だい久の元祖冷し中華」を自宅で食べていますので、今シーズンで2度目。外食では初となる冷し中華。
具は実にシンプルで、錦糸玉子とハムにキュウリ、そして紅しょうが。タレは、ゴマ油の風味が香る酢醤油タイプで、どこか昔風にたぷたぷと盛られています。それにしてもシンプル過ぎる冷し中華。
正直なところ、最初は「ハーフカレーと天ぷらそば」を決意しながらお店に入ったのですが、今日ばかりは涼しさの誘惑に負けてしまいました。確か5月に入ったあたりから店頭に「冷し中華」のPOPが掲げられていた大衆食堂半田屋。これまでは見て見ぬふりをしていたわけですが、こうも陽気が続くと解禁せざるを得ません。340円の冷し中華は予想以上に麺が冷やされ、具はとてもシンプルながらも、その名に恥じない涼をともなう美味しい一品。どうやら私も、冷し中華はじめました。
お便り
おお、半田屋の冷やし中華(((o(*゚▽゚*)o)))。今年も錦糸卵がモリモリのっていますね。切り方の大きなキュウリも健在ですね。私は今シーズン、未食ですが、冷やし中華、はじめたくなりました。
タコ社長さん、ご来店ありがとうございます。
繊細なハムの切り方に対して、ワイルドなキュウリの存在感。
そして、少ししょっぱめのタレも健在です。
飾りじゃないのよ紅しょうがも、立派な具の一つとなっています。
さあ、冷し中華はじめましょう。
夏は来ぬ、ですかね。半田やは、NHKの「72時間」で見ましたが、世のなかのお父さんやサラリーマンの拠りどころ、癒しの場です。女が一人で来るような店ではない、とも言っておきますが、行ってみたいところです。熊本の震災の時の放送は延期になって後日放送されましたが、食べて、乗り越えてゆく、背負っている悲しみは半田屋が分かってくれる!なんて思いました。
dty martiniさん、ご来店ありがとうございます。
実は40年近い老舗かもしれません。
あの価格で大丈夫なのだろうかと思うのですが、なかなかその姿勢は崩しません。
なんとか今後も私たちを守っていただきたいものです。