大衆食堂ハンダエクスプレスの野菜たっぷり!塩タンメン

ずっと気になっていた大衆食堂ハンダエクスプレスの野菜たっぷり!塩タンメン。店頭には大きなPOPが掲げられ、店舗によっては派手なノボリまで用意して大々的に告知している様子を横目で見ながら、いつかはチャレンジしなければと思っていました。そして今日。その日がやってきたのです。

最近では定番化しつつある大衆食堂半田屋の「麺フェア」。思えば以前にチャレンジした広東麺や辛味噌ラーメンなども、この「麺フェア」で登場した一品でした。よくもまぁこの低価格帯で頑張って開発されているなぁといつも感服するわけですが、おかげで数年前まではカレー&とん汁一辺倒だった私の半田屋でのオーダーが、ここ最近では少し麺フェア方向へ舵を切っているところであります。

お邪魔したのは半田屋の愛宕橋店。いつもの店舗とは異なり、どちらかと言えば他人様のテリトリーといった空気感ですが、実のところ35年ほど前には頻繁に訪れていたはずです。当時は土樋店となっていたかどうかは定かではありませんが、いずれにしてもこの付近に昔から半田屋があったことは確か。今日は日曜日だからなのか、あるいはお店の特徴なのか、家族連れが目立っていたようです。

注文したのは、もちろん野菜たっぷり!塩タンメン。意外にも早く呼ばれて席に着いてからじっくりとご対麺。はじめまして。どうも。おぉ、確かに野菜がたっぷりです。それにしても、相変わらずこれほどの短時間で出来上がるハンダエクスプレスの技を推察すると、塩ラーメンに茹で野菜を後乗せするということなのでしょうか。いずれにしても野菜たっぷり!塩タンメンの雰囲気は出ています。

しかも、なんと太麺。まるで長崎ちゃんぽんのような麺で、少なくとも私の記憶ではこの太麺を使ったメニューを半田屋で食べたことはなく、もしかしたらこのためだけに特注したのかもしれません。

そして肝心の味は、まったくもって普通。これほど普通という言葉が似合う塩タンメンは珍しいほどです。これは決してイヤミではなく、本当に普通なのです。良く言えばさっぱり系で、悪く言えばスープのコクがない。しかし、もともと半田屋のラーメンのスープはこんな感じですから、中華料理店やラーメン専門店のスープを期待されても困るというわけです。もちろん、野菜の食べ応えは十分。

いわゆる白湯スープ系の塩タンメンを想像していると肩透かしを食うわけですが、途中から一振りのコショウと数滴のラー油を加えたところで状況は一変。お~これならいいんじゃないでしょうかね。

やはりラーメンには少しの脂分が似合うわけですが、1mmの肉片も入っていない野菜100%の塩タンメンは本当に野菜たっぷりで実にヘルシー。これで330円なら納得するべきなのかもしれません。

一日の野菜摂取量の半分が入っているという大衆食堂ハンダエクスプレスの野菜たっぷり!塩タンメン。そーかそーかそーなのか。ということは、健康のためにはこの塩タンメンを毎日二杯ずつ食べて一日の野菜摂取量をクリアすればいいんだ。な~んだそうか。簡単なことじゃないか。ははは・・。