長崎 平和祈念像と原爆資料館

今回の長崎への旅行で必ず見ておきたかったところ。それが「平和公園」と「原爆資料館」でした。

事前によく調べもせず、あの有名な平和祈念像がある場所が平和公園で、原爆資料館はそこに隣接しているのだろうと勝手に想像していたわけですが、実際には、大きな5つのゾーンからなる広大な敷地を有する公園のすべてを総称して「平和公園」と呼ぶのだそうで、その広さには実に驚きました。

▼ 長崎市 平和公園の全体図(※長崎市ホームページから拝借しました。)

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大浦天主堂から平和公園まではクルマで15分程度。ちょうど公園の中央付近と思われる交差点角にコインパーキングがあり、そこへ駐車することにしました。時刻は11時50分。そろそろお昼ですが、きっちりと朝食を食べたおかげでまだお腹は空いておらず、父も同様だとのことでまずは公園内へ。

▼ 平和の泉や平和祈念像などがある「願いのゾーン」。

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▼ 原爆落下中心地にあたる「祈りのゾーン」。

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▼ 「学びのゾーン」の一画に長崎原爆資料館が。

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ここを訪れた人たちへ強く伝えたいことは、入口に掲げられたこの言葉に集約されているようです。

「長崎を最後の被爆地に」

原爆の犠牲となった長崎と広島。それは結果的に日本を守るための犠牲だったとも言えそうですが、原爆投下を回避して戦争を終わらせる他の方法は本当に無かったものなのかと思わざるをえません。

この日は、おそらくダイヤモンド・プリンセス号の寄港があった影響か、ここ原爆資料館も含めて平和公園内には実に多くの欧米人の姿も見られました。そして、戦前生まれの父と戦後生まれの自分。日本人も外国人も、老若男女も問わず、できることなら人類すべての人たちがこの現実を理解する必要があるのかもしれません。「観光地」と呼ぶには少し抵抗を感じてしまう長崎市の平和公園。特に「学びのゾーン」では、ここでしか分からない多くのことを学ばせていただいたような気がします。

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時間のことは気にしつつも、かと言ってざっくりと引き上げることも出来なくなっていた平和公園。時刻は13時半前。どうやらそろそろ空港へ向かわないとヤバそうです。本来なら、どこかで長崎ちゃんぽんを食べてから空港へと考えていたわけですが、この足でレンタカー店へ返しにいきましょう。

▼ 結局はそのまま関空行きの便へ搭乗。

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▼ 中央に見えるのが大村湾に浮かぶ長崎空港。

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▼ 長崎ちゃんぽんは夢と消え、昼食は関西空港第2ターミナルでこのありさま。

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▼ 現時点ではピーチ専用となる関西空港第2ターミナル。もちろんピーチ機ばかり。

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結局のところ、長崎市への旅で「長崎ちゃんぽん」を食べられなかったという大失態をやらかした私たち。父はさほど残念がる様子もなかったのが幸いでしたが、私としては少しだけ心残りで、帰ったら早々にでも「リンガーハット」へ出向いてちゃんぽんを食べることも辞さない構えであります。

あっという間だった今回の長崎旅行。とても凝縮された有意義な時間を過ごすことができましたが、やはり少なくとも数泊はしたいものです。本場の長崎ちゃんぽんをはじめ、まだまだ見どころも食べどころも満載の長崎。残してきた課題は、次回まで楽しみに取っておくことにいたしましょう。

お便り

  1. 宮古ガイド より:

    まだまだ長崎の魅力は沢山あるので是非再訪ください!長崎チャンポン、軍艦島、カステラ、トルコライス、出島などあと2泊は必要ですね!

    • ジョン万乃助 ジョン万乃助 より:

      宮古ガイドさん、ご来店ありがとうございます。

      おっしゃるとおりですね。長崎市内だけでも、あと2泊3日で一巡できるかどうか。市電の1日乗車パス(5百円)を使えばほとんどのところへ行けそうですから、涼しい季節に是非ともリピートしたいものです。