先週から我が家に家族が増えました。ゴマシオアザラシ。初めて聞く名前ですが、おそらく新種のアザラシなのでしょう。アザラシのくせに水中には入らず、もっぱら陸上だけで生活する習性を持っているようです。もはや私の電子ピアノは彼の寝床となり、たまにタワーの上から鍵盤部へ思い切り飛び降りてくれたりします。そのうち電源を入れておきましょうか。
先人である元アライグマのニャンコ先生。彼が我が家に来たばかりの頃は間違いなくアライグマでしたが、その後は日々精進しながらニャンコ道を学び、今では立派なニャンコ先生となったのであります。はたしてこのゴマシオアザラシくんは、今後どういう道を歩むのでしょうか。
とりあえず、幼名として「チョロ助」と名付けました。ちょろちょろするからです。この子をアザラシだと油断していると痛い目にあいます。実にすばしっこく、そして小型。まるでチョロQのごとく走り回ります。もちろんそれはゼンマイが巻かれている間だけで、すぐに止まります。
このゴマシオアザラシ。耳が大きくて宇宙人のようです。これではナイショ話も出来やしません。今は新居となった我が家の内部を探検する日々で、すでにいくつかのお休み処を確保したようですが、それはすべて先人のニャンコ先生からのお許しが出てのハナシなのです。
自分の舌で「カトちゃんペ!」を披露したりするチョロ助ですが、やはりニャンコ先生の元でニャンコ道を学ばせることにしました。アザラシのまま生きるよりも、やはりニャンコとしての人生の方が良いだろうとの結論です。この先もたまに登場するチョロ助を、どうぞよろしくお願いします。