限定復刻 三ツ矢サイダー

自分のチューハイだけを買ってくるのは少しだけ気が引けるらしく、下戸である私の清涼飲料水も一緒に買ってきてくれるカミさん。とても良い心がけで助かっているのであります。風呂あがりにいただく一本の炭酸飲料は、おそらくビールを飲む皆さんと同じ気持ち良さなのです。

一口に清涼飲料水と言っても種類は様々。最近はノンアルコールビールの味も覚えた私ですが、下戸オヤジとしては多少の甘みがやはり美味しく、せっせと糖分の摂取に励む毎日です。そして先月ぐらいから冷蔵庫の仲間入りを果たしたのが、この「限定復刻 三ツ矢サイダー」です。

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日本人なら誰でも知っている国民的炭酸飲料「三ツ矢サイダー」。なんとブランドが誕生したのは1884年だそうですから、相当の老舗ブランドのようです。ふだんは安い時に250ml入りの缶を1ケースで仕入れる時もあるのですが、今回の限定復刻版はカミさんが立ち寄る古川の激安スーパー「あいのや」で売っているらしく、古川方面へ行くたびに買ってきてくれます。

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実に遠い記憶なので定かではありませんが、私が生まれた町に「赤玉サイダー」というローカルブランドがあったような気がします。確かラベルに描かれた「赤い玉」が朝日のようなイメージだったと記憶しているのですが、誰かにこの話しをすると決まって「それは赤玉ポートワインだろう」と言われるのです。いやいや、赤玉サイダー。地サイダーのハシリだったのです。

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仮に「赤玉サイダー」が存在していたとしても、それは40年以上も前の話し。その後大人になるにつれて、「ファンタ」や「キリンレモン」、そして「コカ・コーラ」といったナショナルブランドを手にするようになるわけです。しかし、「サイダー」という表現がどこか懐かしくて今でも正統派のイメージを感じるのは、当時初めて飲んだ赤玉サイダーへの強い憧れが残っているからでしょう。

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私のようなオヤジ組は「限定復刻なんちゃら」という文字に弱いのですが、カミさんがコレを買ってきてくれる理由はただそれだけではなく、1本がなんと50円前後で売っているからだというオチ。

おそらく春の限定復刻数量の在庫が、少しダブついたのかもしれません。いずれにしても、「1960年代当時ノ味ヲ再現。」したというストレートなサイダー味がこの価格で味わえるとは幸せです。

我が家の冷蔵庫で久々のヒット商品となった「限定復刻 三ツ矢サイダー」。ホーマック古川店隣りの「スーパーあいのや古川東店」で売っているそうですが、なにせ限定数量なので売り切れていたらゴメンナサイ。特に、私と同じ1960年代生まれの皆さんは、どうぞ涙してお飲みください。