プロペラ機で多良間島へ

宮古島滞在の2日目。宮古空港へ朝ご飯を食べに行ったはずが、弟から渡されたチケットは多良間島行きの航空券。この突然の演出に驚きつつも、初めて渡ることになった離島に対する期待感が大きくふくらむのでした。

搭乗口を通って階段を降り、てくてくと歩いて向かった先に待ち構えていたのは小さな旅客機。

うわっ、ちっこい。しかも、プロペラ機じゃないですか。

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男子たるや、いくつになっても動く乗りものには興味を示します。クルマやオートバイは言うに及ばず、自転車やリヤカー、そして飛行機も例に漏れず。この小さな旅客機は「琉球エアーコミューター」で運行している「ボンバルディアDASH8」という機体なのだそうで、おそらく定員は40名弱。機内を見渡すと、高速バスよりもはるかに狭い空間が見て取れます。

機内に乗り込んですぐ気が付くのは、窓から見える風景です。なるほど、この機体は窓の上部に主翼が取り付けられている関係で、どの席に座っても機窓からの風景がさえぎられることはありません。しかも車輪が目の前にあり、この光景も滅多に見ることはできないものでしょう。

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離陸したと思ったらすぐに着陸。地上に浮いている時間は、おそらく20分前後でしょうか。

この小さなプロペラ機は、見た目での想像以上に快適なフライトをもたらしました。気象条件にもよるでしょうが、揺れもまったく無く、何よりも軽い機体のおかげで離陸時のGが意外に強烈です。大型機の安定性も魅力ですが、クルマも飛行機も軽い方が面白いのかもしれません。

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ということで、あっという間に多良間空港へ到着した私たちは、レンタカー屋さんのお迎えを待っていよいよ島へ上陸することになったのであります。実は弟も初めてだというこの多良間島。

机上で得た情報だけが頼りだったようですが、やはり想像と現実は大違い。とにかく、度を越した田舎なのです。私自身も田舎町の生まれで現在も様々な場所に仕事で出掛けますが、信号機が1つしか無いこの島は想像を超える世界。しかし、それが実に心地良い世界だったのです。

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