ネコかアライグマか

ニャンコ先生の見習いが我が家に来てくれてから、今日でちょうど1ヶ月が経ちました。先ほどの速報値では体重が3.2kg。ちょうど1ヶ月で1kgの体重が増えたことになります。

この調子だと、来年の今頃には15kg。再来年の今頃には27kgに達する計算で、猫と暮らしていたつもりが実はアライグマだった。いや、タヌキだったということにもなり兼ねません。

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最初はラグドール種だと聞いていたのですが、どうやらアライグマをつかまされたようです。

どうりで風呂場やシンク、つまり水まわりが大好きなはずで、1日に何度かはピチャピチャと水遊びをしているのです。これはおそらくアライグマの本能ですから、致し方ないのでしょう。

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顔つきも、少しずつ大人の表情を見せるくれるようになりました。とは言え、そこはまだ4ヶ月ちょっと。眠い時などは丸目でタレ目のすっとんきょな顔つきになり、私たちからは愛情を込めて「うっかり八兵衛」と呼ばれているのです。しかし、行動自体は「うっかり」どころか実に確実な攻撃ばかりで、買ってくるオモチャは2日ともたず、あちこちが噛み跡だらけです。

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常に一緒に暮らしていると気付きにくいのですが、おそらく身長もだいぶ伸びたようです。意外に尾も長く、たまに誤って先っぽを踏み付けたりするのですが、こちらが驚いて飛び上がるわりに本人はうんともすんとも言いません。なんと寛大で優しいアライグマなのでしょう。

来る者は拒まず、去る者は追わず。これが猫に接する際の鉄則だと思うのですが、最初のうちは(今でも少し)思わず抱き上げてしまうことが多くなってしまいました。しかし、そろそろ本人の自主性を尊重してやるべき頃なのかもしれません。歯の成長期も重なってまだまだイタズラっ子なのですが、幸いにもさほど大事になるようなこともなく、ほぼ想定の範囲内です。

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私の膝の上で爪切りもさせてくれるようになりましたが、まだ子どもゆえか血管が先端まで通っており、切るのはせいぜい.05mm程度。また、この毛並みで抜け毛や毛玉がまったく見られないのは嬉しい誤算でしたが、しょっちゅう転がって遊んでくれる床が綺麗に保てるのは、彼がモップ代わりになっているからにほかなりません。年内にはシャンプーを決行しましょうか。

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そろそろ私たちを家族だと認識してくれる頃でしょうか。食後には必ず膝の上に飛び乗ってきてゴロゴロタイムが始まります。何か不便なことはないかい?ご飯は足りているかい?トイレは快適かい?夜は寒くないかい?

本人に聞いてみたいことは山ほどありますが、残念ながら答えてくれるはずもなく、彼の表情をしっかりと観察することしかできません。なんとかこのまま、すくすくと育ってくれますように。そして立派なアライグマへと成長してくれますように。