おそらく自宅からもっとも近い場所で見ることができる花火。それが「仙台大観音夏祭り」で打ち上げられる花火です。例年であれば8月の最終土曜日に開催されるはずですが、今年は震災の影響もあり、行われるのかどうか分かりませんでした。しかし、どうやら今年も27日に開催するらしいという情報を得たのが2週間ほど前。今年最後の花火となりそうです。
このところずっと太陽が雲に隠れた日々が続いていたせいか、久しぶりに見た今日の青空はとても綺麗に感じました。と同時に、いつの間にかずいぶん日が短くなったものだと。もちろん、6月の夏至を過ぎれば徐々に昼の時間が短くなることは分かっているのですが、まだ8月だというのにこうも日が早く暮れるのを感じると、秋の近づきを思い知らされるのであります。
今年は花火をまったく見ることが出来ないのではないかと覚悟していました。しかし、仙台七夕まつりの花火大会をはじめ、仙台や宮城県内でもほぼ例年通りに花火を見ることができたのは、私たちに様々な感動や安心を与えたに違いありません。カラダに響きわたる音と目に染みこむ光。やはり私たちにとってこの花火は、夏になくてはならない風物詩の一つです。
私たちが子供の頃の夏と言えば、ラジオ体操、スイカ、蚊取り線香、蚊帳、昆虫採集セット、お祭り、花火、そんなキーワードが思い出されます。最近ではなかなかお目にかかれないものもありますが、こと花火に関しては時代を問わず愛され続けており、またその音や形も昔とさほど大きく変わっていないように思えるのです。もちろん、線香花火やロケット花火も。
仙台七夕まつりの花火大会に比べれは、天気のコンディションも非常に良かった仙台大観音夏祭り。花火の打上げ前に祭り会場も覗いてみましたが、多くの露天も出店されるなか特設ステージではバンドのライブも行われるなど思いのほか大盛況。今回の写真は中山イオンの第2駐車場から撮ったもので、残念ながら電線には邪魔されますが、来年は祭りの会場まで乗り込んで飲食やライブも楽しみながら、大観音様の真下から花火を見上げてみようと思います。