大平食堂 油膜ラーメン

先日に初めて立ち寄った、若林区荒井にお店を構える太平食堂。あの時はチャーハンをいただいたのですが、それに添えられたスープも少し気になっていました。何気ない普通のスープなのですが、うっすらと油の膜が張ったような意外にこってりのスープ。チャーハンに添えるスープにしてはずいぶん存在感のある感じで、麺類にはすべてこれを使うのだろうかと気になったわけです。

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そのことをいつか確かめなければならないと思っていたのですが、その機会は意外にもすぐに訪れました。昼食を取るタイミングがずれてしまった本日、さっそく太平食堂へと足を運んだのです。すでに14時をまわっていたせいか、先客はお一人様。注文はもちろんラーメンです。

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本当は、お腹と背中がくっつくほど腹ペコでしたので、野菜がたっぷり入ったあんかけ系のラーメンでもいただきたかったのですが、今回の目的はスープを確認することも一つ。それには素のラーメンがもっとも適しています。鍋を振るご主人の出番はなく、作るのは奥様が一人。

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メニューには単にラーメンと書いてありますが、これは「油膜ラーメン」と言ってもよいでしょう。ずいぶん昔のことですが、新横浜ラーメン博物館の「すみれ」で初めて食べた際、まったく湯気の立っていない味噌ラーメンを思いきり口の中に突っ込んで、上あごにズル剥けやけどを負ったことがありました。スープの表面が油で覆われているラーメンは初めてだったからです。

この太平食堂のラーメンは、もちろんそこまでのスゴさはありませんが、町の食堂で出されるスープとしては異色の油膜系であることは間違いありません。おかげで最初から最後まで熱々。味はいたって普通のラーメンですが、このスープは少し珍しい存在かもしれません。

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すっかり日が長くなり、自転車野郎としては日焼けに注意しなければなりません。最近は朝にUVカットのローションを塗りたくって出掛けるのですが、それでも顔と手は徐々に陸サーファーの様相になりつつあります。日に2時間ほどペダルを漕いで結構なカロリーを消費しているはずなのですが、油膜スープを飲み干しているようでは効果が出るのはいつになるやら。