サンモール一番町 野中神社

さぁ、今日こそは「仙台初売り」へ。過去をさかのぼれば、しばらくの間は1月3日から始まった時期もあったと記憶していますが、近年の仙台では1月2日が「初売り」と定めているようです。

さて、豪華景品付きで知られる「仙台初売り」ですが、これは景表法違反なのでは?

通常は、例えば千円の商品に五百円や千円の景品を付ければ完全に景表法違反となるわけですが、実は「仙台初売り」に限っては江戸時代から続く商慣習だとの特例として、国からも正月3日間だけのお許しが出ているのだそうで、この期間だけは問われないのだそうです。

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いざ出陣!と、午後から街へ。道路が混雑しているという印象はなかったのですが、さすがに駐車場待ちは仕方がありません。無事にクルマを入れると、さっそく藤崎へ飛び込みたいというカミさん。どうせ友の会のポイントでガッツりとお買い物なのでしょうよ。

私は相変わらず特に欲しいモノもなく、いやいや、正確に言えば欲しいモノは藤崎では売っておらず、お付き合いもしんどいのでサンモール一番町方面へカロリー消費の散歩へと。

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一番町にある「ヤマハ」の南側路地裏の左側で、ビルの谷間にひっそりと佇む「野中神社」。はたして私たちが学生時代にはこのような綺麗な社殿があったでしょうか。参拝も兼ねてじっくりと訪ねてみることにしたわけですが、「由来」を拝見すると歴史的にみても興味深い由緒のある神社のようで、時代が進み移りゆく仙台を、街の中心から静かに見守っているのです。

「廣瀬蒲鉾店」や「文化キネマ」といった表札が貼りつけてある石標のようなものは、実に歴史感の漂う貴重な遺産なのかもしれませんが、残念ながらこの場所にはそれを知る術はありませんでした。仙台初売りに訪れたこの日に、まるで吸い寄せられるように偶然たどりついた野中神社。自分でも不思議な感覚に包まれたのですが、これも何かのご縁なのかもしれません。