伊達メガネと老眼鏡

まことに遺憾ながら、数年前から近くて小さい文字が少しずつ読みにくくなり、今や「老眼鏡」が私の必需品となりつつあります。

今のところは一番弱い度数で間に合っているようですが、これからさらに歳を重ねるにつれて老眼がますます進行していくのかと思うと、致し方ないとは言え、複雑な心境なのであります。

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老眼である以外は今のところ視力に問題はなさそうですので、老眼鏡を使うのはもっぱら屋内に限られるわけですが、使い始めてみると1つや2つでは足りないことが分かってきたのです。

つまり、いちいち持って移動しなくとも良いようにと、外出用(バッグの中)、パソコン周り用、ベッドでの読書用、トイレ用などと、いつの間にか老眼鏡の数が急に増えてしまいました。

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父親から、あなたもいよいよ老眼になったのかと老眼記念に買ってもらったケース付きのモノ。また、お客様からいただいた小型携帯用のモノ。それ以外はすべて百円ショップで調達です。

以前、「弐萬圓堂」に勤める知人に、単なる老眼鏡も二万円なのかと聞いてみたところ、申し訳なさそうに、「ええ、弐萬圓堂ですから・・」と。それならばと中近両用をすすめられ、念のため試してみたのですが、多少違和感が残ったので断念したのです。今のところ自宅用は百均物で十分ですが、今後視力に変化が現れれば、測定して作る必要も出てくるのかもしれません。

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さて、最近購入したメガネですが、これは老眼鏡ではなく素通し。つまり、「伊達メガネ」です。

正確には「伊達メガネ風サングラス」とでも言いますか、色は付いていませんが紫外線を99%ほどカットするという素通しの伊達メガネで、さすがにコイツは100円では買えませんでした。

最近は目から日焼けするという説や、紫外線と白内障との関係も取りざたされるなど、サングラスの重要性も聞かれるようになりました。これまでもクルマ内には色付きのサングラスを置いていたのですが、外出時には常に使用できるものをと考えて購入に踏み切ったのであります。

周りの反応は様々です。お?メガネ替えたの?(元々メガネしてませんから!)とか、あら?少し男前上がった?(うそつき!)など、まったく言いたい放題なのですが、私にとっては紫外線をカット出来て、多少のイメチェンをはかることが出来れば十分な「伊達なメガネ」なのです。