まるまつのタッチdeオーダー

昨日、仕事上の先輩と昼食をご一緒させていただきました。お互いの都合で待ち合わせたのは「和風ファミリーレストラン まるまつ」の幸町店。13時ちょい前でしたが運良く席が空いており、すぐに座ることができたのです。やがてお冷を運んできてくれたお姉さんが、ご注文はそちらの端末からお願いします、と。は?何コレ?え~?全店これ?いえ、気仙沼とここだけです、と。

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画面にタッチ!ラクラク注文!タッチdeオーダー!と、ノーテンキに書いてあるこの端末は、セルフオーダーシステムなどと呼ばれるものらしく、以前にもどこかの居酒屋で経験しました。

へ~。いよいよ「まつまつ」もコレを導入ですか~。確かに低価格路線を歩む「まるまつ」ですから、少しでも効率化を図り、人件費などを削減したいと考えるのは当然でしょう。では早速。

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ほ~。なるほど、そういうことですか。注文を送信してしばらく待つと、「ウィ~ン・・ウィ~ン・・」と音を立てて配膳ロボットが厨房から料理を運んでくる・・・わけではなく、料理は人間が運んでくるのです。つまり、注文部分だけを機械に任せ、あとは従来通りということのようです。

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う~ん・・どうなんでしょう、これ。素人考えでは、この部分だけを機械に任せて、いったいどれくらいの人件費が削減できるのでしょうか。居酒屋とは客層もニーズも異なるファミレスでは、何となく人間味の無い印象だけが残るような気がするのです。要はスタッフのテーブル往復回数を減らすのが目的なのでしょうが、それは完全にお店側のニーズと言えるのでしょう。

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確かに、ピーク時に集中する注文をお待たせしない、というメリットはあるのでしょうが、テキパキ働くスタッフを育成するのもお店の責任でしょう。ちょっと~!機械の使い方を教えでけろ~!などとピーク時に高齢者から言われたら、もうアウトです。効率化どころか大渋滞の危険性も。画面にタッチするだけ!よりも、言葉で言うだけ!のほうが私たちには簡単なのです。

おそらく現時点では2店舗でテスト導入ということなのでしょうが、今後どこまで広がりますか。いっそのこと、入口に券売機を導入して、自ら厨房まで料理を取りに行くセルフ式にした方が潔いかもしれません。もちろん人件費は大幅に下がるでしょうから、価格も今より大幅に下げてくださいよ。