カップヌードル謎肉祭を今さらながら食べてみた件

9月の中旬頃だったでしょうか。コンビニに立ち寄った時にふと目に入ったカップヌードル謎肉祭。あれ?これって・・。ちょうどその前日に、ネット上で記事を見たばかりでした。なんでも、カップヌードル謎肉祭という商品が売れすぎて販売をいったん中止したという記事。その時点で再販は10月の末頃になるらしいということでしたが、普通にコンビニで並んでいたその一品を1個だけ買っておいたわけです。ふふふ。こりゃブログのネタになるぞ。もはや世の中から姿が消えるはず。ふふふ。

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あれから1ヶ月以上が経ち、そのことを思い出したのは昨日。アホか。すでに今月の24日から再販してるというカップヌードル謎肉祭。あの時すぐにブログの記事にしておけば少しは注目されたかもしれないものを、今さらながら思い出すなんて。賞味期限は?来年まで大丈夫そう。でもお腹が空いたから食べてしまおう。しかも悔しいからすっとぼけてブログのネタにしてしまおうというわけです。

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今年で誕生45周年だというカップヌードル。たしかに、インスタントラーメンを袋から取り出し、その上に粉スープをふりかけてバリバリと食べていた私たちの世代にとって、カップヌードルの出現は実に衝撃的なものでした。なにせ鍋を必要としないわけですから、麺に粉スープをふりかけて生のまま(?)バリバリ食べるといった実にお手軽な食べ方と同じ具合。こちらはお湯が必要ですが、バリバリの麺とは仕上りの格が違い過ぎます。鍋を使わずにちゃんとしたラーメンが出来上がるのです。

また、ラーメンをフォークで食べる方法を提案したのもカップヌードルが最初だったかもしれません。当時はカップヌードルを買うと透明のプラスチック製フォークが付いてきたはずで、少し平べったい麺をすくうのにプラスチック製のフォークはその役割を十分に果たしたわけです。あれから世の中には様々なカップ麺が登場しましたが、今でもたまに食べたくなるのがカップヌードルなのです。

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さて、いわゆる「謎肉」が通常の10倍入れられたというカップヌードル謎肉祭。ざっくりと目視では40~50個ほどでしょうか。たしかに相当量の謎肉が入っており、麺を食べ終えても肉だけはまだまだ残っている状態。結局のところ美味しいのかどうかですが、私はオリジナルが好きだという結論。

やはり何事もバランスが重要です。「肉が多い」というのは一般的にウケる要素ではありますが、例えば一杯の中華そばに浮かんでいる1枚のチャーシューがチャーシュー麺のそれよりも美味しく感じるのは、私たちがその存在を貴重で愛しいと思い込んでいるという一面があるのかもしれません。

このカップヌードル謎肉祭はチャーシュー麺と同様に見た目のインパクトは十分なのですが、食べ進むうちに肉で飽きてくる感じ。おそらくオリジナルでは見られる謎海老や謎玉子がこれには入っていないことも、全体のバランスを寂しくしているようです。これを食べてからあらためて思い出すオリジナルカップヌードルの完成度。不思議なことに、なぜか今度はあちらを食べたくなるのでした。