いただき物の1970年代セイコー5

友人から時計をいただきました。「セイコー5」という自動巻きの腕時計です。いやいや、いーですよ。そう辞退していたのですが、どうせ使っていないからどうぞどうぞと。久しぶりに昼食を共にしたその場で彼が取り出した「セイコー5」。1970年代に造られた製品のようですが、状態は抜群。

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事の始まりは、私が彼に相談したところからでした。昨年末にクオーツ式腕時計の電池交換を考えていた私。しばらく止まったままだった2本は、どちらも10年以上前に購入したセイコーのクオーツでしたが、「松」の1本はメーカー送りが必須で電池交換が5千円前後。もう1本の「竹」はパーペチュアルカレンダーだからという理由で、これもメーカー送りの料金は4千円前後だと。しょぼ~ん。

結局のところ、「松」の1本は友人のアドバイスにより三原本店で。パーペチュアルカレンダーは自分で調べた宮城県庁2階のキタムラ時計店で、どちらも千円台で電池交換が出来たのでした。めでたしめでたし。しかしクオーツも維持費がかかるなぁ。1万円弱で買える機械式のセイコー5でも買おうかな。そう友人にグチを漏らすと、使っていないセイコー5を差し上げますよ!と。マジすか?

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製造から40数年も経っているとは思えない「セイコー5 ACTUS」というモデル。ケースだけで手に入れたという彼は、別に用意したという黒のベルトをあしらっていましたが、風防には傷ひとつ無く、使用状態は相当に良いものだったと思われます。そこでイジり心が芽生えてしまった私は、さっそくサンエーパールで小キズ取り。ルンルンルルン♪久しぶりの腕時計磨きに精を出すのでした。

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アンティークを主に数十本の腕時計を所有する友人。たまにカミさんからタコオヤジ!と言われる私は、この時計を含めて現役稼働モノは8本となり、ちょうど良い具合にタコの腕と同じ本数になりました。不思議なもので、自分で購入したモノよりもいただいたモノは大事に思えてくるものです。この「セイコー5」も大切な相棒となりそうですが、淡いシャンパンゴールド色に染まった文字盤は茶色のベルトでも合うのかもしれません。さっそくベルトだけAmazonへ発注することにしましょう。