仙台青葉まつり前々日 一番町に展示された山鉾

仙台を表すキーワードとして、すぐ頭に浮かぶのが「青葉」。青葉城、青葉山、青葉区、そして青葉まつり。まさに青葉繁れるこの5月に開催される「仙台青葉まつり」は、その名の通り新緑の美しさと心地良い季節感も相まって、仙台で行われる祭りのなかでは特級クラスと言っても良いでしょう。

仮に仙台七夕まつりが「静」の祭りだとすれば、仙台青葉まつりは「動」の祭り。それぞれに違う魅力があるわけですが、確実に安定感が感じられる仙台七夕まつりに対して、少しずつ中身が濃くなっているようにも感じられる仙台青葉まつり。特に山鉾巡行やすずめ踊りなど、民が参加できるプログラムも用意されるおかげで、期待に胸を踊らせながらこの日を待つ皆さんも多いのかもしれません。

IMGP2386

ここ毎年のことですが、本番の約一週間ほど前から、一番町商店街に「山鉾」が展示されています。

本日の午後に仕事で上杉まで行った際にそのことを思い出し、短い足をもう少しだけ伸ばすことにしました。南はサンモール一番町のいろは横丁付近から、北はぶらんどーむ一番町のお茶の井ヶ田あたりまで。例によって、24時間を交代で勤務されるという警備員氏が見守っていらっしゃいます。

IMGP2388

IMGP2391

IMGP2397

IMGP2399

IMGP2402

IMGP2410

IMGP2419

IMGP2426

IMGP2433

IMGP2438

IMGP2440

IMGP2444

おそらくすべての始業点検を終え、あとは本番に臨むばかりという山鉾がどっしりと鎮座している姿は、まさに祭りの前の静けさ。青葉まつりの当日には、なかなかじっくりと山鉾を眺めることはできませんので、このような展示方法は特に私のような物好きには良い機会です。

細部まで趣向を凝らした繊細な造り。とてつもなく大きいホールサイズですが、意外にも短いホイールベース。かなりの高さを持つオープンボディでエンジンは搭載しておらず、馬力は当日に山鉾を引く人数で決まります。

IMGP2447

週末にはこれらの山鉾に息が吹き込まれ、いよいよ1年ぶりに動き始めるようです。と同時に、笛や太鼓のお囃子と共に今年も約4千名が参加して華麗な舞を見せてくださるという仙台すずめ踊り。

杜の都が祭り一色となりそうな「仙台青葉まつり」。肝心の天気はもちろん心配ご無用のようです。