仙台での記録的大雪

よくもまぁ、これだけ降りました。たっぷりいただいたという感じです。かき氷店を始めましょう。

たしか先週でしたでしょうか。東京都心で1センチの積雪がみられたことをトップで報じるニュースを見て、思わず笑ってしまいました。しかし、今回のこの雪の量には、他の地域のことを笑う余裕などありません。ズバリ当たった天気予報。南岸低気圧なるものが通過した影響で、特に東日本の太平洋側各地は記録的な大雪に見舞われました。まんずまんずしどい。何が?って雪かきであります。

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おそらく、豪雪地帯にお暮らしの皆さんからは笑われるかもしれませんが、太平洋側でこれだけ雪が積もるのは珍しいことです。しかも、今回は東北地方のみならず、関東地方も含んだ東日本、さらにふだんは雪が少ない沿岸部にも大量に降り積もりました。各地とも数十年ぶりの記録だそうです。

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まずカミさんのクルマ周りの雪かきを終わらせ、ヘロヘロになったカラダをスコップで支えながら自分の駐車場へ向かうと、見事な2トーンカラーのハイトワゴンが鎮座していました。ニュースで報じられた仙台の積雪は35cm。しかし厄介なのは、いわゆる吹き溜まりです。壁や建物など、風が吹き抜けないところに降り溜まる雪は35cmどころではなく、場所によっては50cmを超える状況。

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昨夜から出動していた除雪車。これはとてもありがたい行政サービスなのですが、一方では実に大変な状況も生み出しているように思います。仙台市の除雪車は、車体の下部に斜めに取り付けられた大きなヘラで、道路の雪を進行方向左側へかいて走るわけですが、かかれた雪は歩道側に土手のように積み上がります。たしかに道路は除雪されるのですが、今回のような大雪だと土手の高さも相当なもので、駐車場からクルマを道路へ出すには、その高い土手と格闘する必要があるわけです。

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また、除雪車によってかかれた雪は、歩行者が渡ろうとする交差点の横断歩道をも高い土手で遮り、事実上渡れる状況にはありません。現代はクルマ社会なので致し方ないのかもしれませんが、何かもっと良い方法はないものでしょうか。除雪車で道路の雪をかいたとしても路面が見えるほどの効果はありませんので、いっそのこと雪を歩道側へ寄せずにその場に踏み固めて走る、いわゆる圧雪車方式のほうが良いのかもしれません。雪かきの難点は、雪を寄せる場所の問題なのでしょう。

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この大量の雪が道路や歩道から消えるまで、いったいどれくらいかかるのでしょうか。もちろん天候にもよりますが、おそらく1週間以上は残りそうな気配。結局のところ、明日の仕事はカミさんのスバルを拝借することにして、私のクルマの雪かきは断念してそのまま放置することに。幸いにも明後日は祝日ですので、それまでの自然解凍に期待しようと思います。すでに腰や腕に筋肉痛らしき重さが感じられる今夜。記録的大雪は今回で見納めとし、ソチでの日本人選手に記録を期待しましょう。