エンドーチェーン 懐かしの昭和展

今年もあとわずか。怒涛の勢いで過ごした感のある12月でしたが、そろそろお休みモードへとスイッチを切り替えます。とは言ってもゆっくりと出来るはずもなく、さっそく今日は午前中から義理の母のお手伝い。年末の恒例でもある、仙台朝市への買い出しであります。

未明から降り積もった雪は、我が家の近辺では10センチほど。こりゃ大変だと街へ下りると、積雪はほとんど見られません。しかし、日中も雪が舞い散る仙台は時期相応の季節感。熱気あふれる仙台朝市も師走の様相です。

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荷物持ち係の私としては、この買い出しイベントが1分でも早く終わることを祈るばかりでしたが、寒さも手伝ってかトイレに行きたくなりました。この辺りでトイレは・・。そうだ、あそこに行こう。思いついた先はエンドーチェーン(イービーンズ)。仙台朝市とは目と鼻の先です。

ちょっくら行ってくるね。早足で向かった1階のトイレで用を足し、出てくると大きな告知板が目に留まりました。「懐かしの昭和展 延長開催中!」。なぬぅ?むむむ。ちょっとだけ覗いてみたい。しかし、荷物持ちがサボっていると叱られる。しかも、こっぴどく。でも見たいな。え~い!見てしまえ。叱られるのは慣れっこだ。

エンドーチェーンに入るのは実に久しぶりです。そう言えば、「懐かしの昭和展」は何階でやっているのだろう?それを確認する前に、エスカレーターへ乗り込んでしまいました。この階かな?いや違う。ここか?いやいや。結局は最上階である9階へ到着すると、小じんまりとしたコーナーで意外にもひっそりと開催中でした。

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場内では、平成生まれと思われる数人のお嬢様方が、駄菓子を買いながらキャッキャと楽しんでいます。展示されているのは昭和の道具類ですが、64年間という年代の幅はけっこう広く取り揃えてあり、私がわからないほど古いモノもあれば、つい先日まで使ったような意外にも新しいモノまで。

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1枚150円だというLPレコードコーナーを物色していると、クルセイダーズのキーボード奏者であるジョー・サンプルが、ソロの2作目として1979年(昭和58年)にリリースした「Carmel」の輸入盤を発見!これは持っておらず、思わぬラッキーです。そう言えば、クロスオーバーやフュージョンなどという言葉も、まさに昭和感が漂う懐かしい表現なのかもしれません。

さっそくLPを確保してレジに向かうと、電話が鳴りました。ヤバし。案の定、カミさんからです。

ちょっと~いつまで何やってんのよ~。いや、その、なかなか、用が、足せなくて・・。

はぁ?

いや、つまり、用足しが長引いて・・。ちょっと、意味わかんないこと言わないで、早く来てよね!

は、はい。確かに、自分でも意味がわかりません。急いで会計を済ませてダッシュで外へ戻ると、雪が舞い散る仙台朝市にも、懐かしい昭和感が漂っていました。

お便り

  1. dty martini より:

    ジョン万之助様
    わたくしは、毎週「家について行ってもいいですか?」をみておるのですが、
    取材されたお父さんが「あんず棒」を凍らせて食べるのがすごく美味しいと
    言っていたので、カルディーで(100円)買いました。(凍っています)
    *プラスチック試験管の容器に入っている酸っぱいだけの寒天ゼリーは、色が
    毒々しいのですが、暇つぶしに(時間がありすぎる幼年時代と老後)食べて
    しまうんでした。竹ひごのようなもので。

    • ジョン万乃助 ジョン万乃助 より:

      dty martiniさん、ご来店ありがとうございます。

      若林区卸町に「千田商店」という駄菓子の専門問屋があるのですが、あそこは面白いですよ~。
      私たちが経験した当時に比べれば少し現代的ではありますが、それでも思わずうなりそうな駄菓子の数々が所狭しと並べられています。
      今思えば、舌が真っ赤になるようなものばかり食べていましたっけ。でも美味しかったんですよね。

  2. タコ社長 より:

    横入り失礼します。卸町といえば伊藤豆屋も楽しいです。昭和な豆菓子や駄菓子が懐かしいです。

    • ジョン万乃助 ジョン万乃助 より:

      タコ社長さん、ご来店ありがとうございます。

      かの有名なナッツワールドですね。
      あそこはヤバいですよ。本気であれこれ買ってしまいますもん。
      総予算は千田商店レベルを軽く超しますから、行ったら行ったでマジでヤバいことになります。