NASAアメリカ航空宇宙局およびJAXA宇宙航空研究開発機構の発表によりますと、来週に控えたクリスマスに向けてサンタクロースチームはすでに世界各国へ移動をし始め、その一部は日本へも上陸していることが確認されたそうです。確かに、今月に入ってからはカモフラージュしたサンタクロースを街のあちこちで目にするようになりました。しかし、どれが本物なのかはまったくわかりません。
彼らのカモフラージュは実に巧妙です。時にはスーパーやコンビニのレジに立ってみたり、宅配ピザのバイクを運転したりもします。店頭で微動だにしなかったり、民家の壁を登ろうとしていたり。
もしかしたら、現時点で目にするサンタクロースは調査のための先発隊なのかもしれません。サンタクロースは良い子のもとへプレゼントを届けると言われていますので、きっと良い子とそうでない子を来週まで仕分けるのでしょう。だとしたら居ても立ってもいられません。しばし良い子でいます。
今でもサンタクロースの存在と訪問を心のどこかで期待していながらも、多くの大人たちは自らがサンタクロースにならざるを得ない時期でもあります。たとえ相手が誰であろうとも、必ずしも何か物を贈るということだけではなく、何らかの方法で相手を喜ばせてあげたい。それがサンタクロースの精神なのかもしれません。今年もあとわずか残り２週間。師も走る慌ただしさのなか、ややもすれば気も短くなりがちな頃。そんな時こそ、私たちも赤い帽子をかぶって微笑む必要があるのでしょう。
