ポテトチップス 大河原の梅味

今年も早いもので9月に入り、カレンダーは残すところあと4枚になりました。真夏のピークは過ぎ去った感がありますが、まだまだ蒸し暑い日が続く毎日。そのような今年の夏に、どうも相性が合わなかったのが花火です。仙台七夕の花火祭りも晴天に恵まれず、予定していた出動を取り止め。そして、本日に開催された仙台大観音夏祭りの花火も、直前にパラパラと降り始めた雨によって出動を断念。三脚も用意して久しぶりに気合が入っていたのですが、カメラも濡れるし自分も濡れます。結局のところ、軟弱な私に雨は天敵というわけです。サラッと目視だけで、今年の花火見物は終了。

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そんな結果になるとは知らず、ウキウキしながら今日の夕方にヤマザワで買い物をしていた時のことです。通路に置かれたワゴンにポテトチップスが積まれていました。通りすがりに目をとめ、そのパッケージに書かれた文字に目を疑いました。大河原?え?大河原すか?ワゴンを少し通り過ぎたのですが、すぐにギアをバックに入れて後退します。手に取って見てみると、確かに「大河原」と書いてあります。大河原の梅味。マジで?なにこれ。宮城県大河原町の大河原のようです。

地場メーカーが作った一品かと思いきや、そうではなくれっきとした「カルビー」の商品。昔から慣れ親しんだローカルな町名がナショナルブランドのお菓子に記載されていると、なんだかとても不思議で驚くわけです。なになに?いったい、このポテトチップスはナニモノなのでしょうか。

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は~。そういうことですか。スゴい!これは大河原商業高校の商業研究グループがプロデュースした商品で、美里町の「JAみどりの美里ぽてと部会」で生産したじゃがいもと、大河原町の梅を使った「オール宮城」のポテトチップスなのだそう。

へ~。カルビーは、こういったことにも取り組んでいるわけです。実に驚きました。そう言えば、同じカルビーの「田子のにんにく味」というポテトチップスが美味しかったのですが、あれも青森産じゃがいも100%だったような気がします。つまり、あれと同じような企画のシリーズなのかもしれません。もちろん速攻で買って持ち帰ったのであります。

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ギター部も全国的に有名な大河原商業高校。同じ学区だった私たちからは「大商(だいしょう)」と親しまれていたことを思い出します。カルビーのポテトチップスのパッケージに印刷された大商の可愛らしい女子生徒さんたち。全員がカニのポーズをとっているお嬢様方本人やその親御さんたちにとっても、今回の快挙は大きな誇りとなり、未来への自信に繋がっていくことでしょう。

なんだかとても嬉しくなってしまったオール宮城のポテトチップス。その味はもちろん太鼓判。じゃがいもは一級品で、さらに大河原産の梅パウダーがポテトチップスを爽やかに中和してくれます。今年の花火を楽しむことができなかった私でしたが、この一袋で心地良い一日が終わりそうです。