い～や、まだまだ。優勝マジックが点灯した時点でも、まったく安心は出来ませんでした。案の定、その後にいったんマジックは消滅。そしてすぐにまた点灯。おそらくマジックが10を切ったら現実になるかもしれない。そう思っていたところ、あれよあれよという間に勝ち進み、気が付いたらマジックは「２」だというではありませんか。報道では、東北楽天ゴールデンイーグルスのリーグ初優勝に備え、すでに様々な準備が進んでいるとのこと。いやいや、そう簡単にはいかないんじゃないのぉ？
東北楽天ゴールデンイーグルスは、そうした様々な準備を無駄にすることはしませんでした。皆の期待を一心に背負い、それにきっちり応える集団だったのです。まったく素晴らしいとしか言いようがありません。もはや初優勝が目の前の現実となっていたわけですが、それを昨日に決めてくれるとは。監督のインタビューにもあった通り、これは本当なのか、ウソなのか。これまでの試合観戦を思い出しながら、私も頬をつねりました。
正直なところ、私は東北楽天ゴールデンイーグルスの熱狂的なファンということでもなく、球団発足から今日までスタジアムに足繁く通っているわけでもありません。しかし、東北の地に住む一人の人間として、楽天の選手に活躍してもらいたいと願っていたのは当然のことです。特に今シーズンは、田中将大投手の大活躍を無駄にしてもらいたくない。彼の素晴らしい結果に報いるには、全員でリーグ優勝を勝ち取るしかないだろうと思っていたわけです。そしてそれをチーム一丸となって現実のものとした選手たち。個人的には、そのことがもっとも喜ばしく、感動しているところであります。
10月の３日から、東北楽天ゴールデンイーグルスは彼らのホームグラウンドとも言えるKスタに凱旋するようです。もちろん、クライマックスシリーズや日本シリーズのことも気になりますが、まずはリーグ優勝を祝福するためにも熱烈な歓迎をすべきなのかもしれません。あまり先のことは考えず、目の前にいる一人一人の選手の活躍を願います。そうすれば、必ずや期待に応えてくれるでしょう。
