戦後68年 NHK戦争証言アーカイブス

目を覚ましている時間の8割ほどは冗談ばかり考えている生真面目な私ですので、何かを真剣に考えることにはあまり慣れていません。しかし、残る2割の時間を使って何かに集中し始めると、時にはそれにハマってしまうこともあります。仕事の時間にせよ自由時間にせよ、集中し始めるのです。

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今日8月15日は、終戦から68回目の終戦記念日。もちろん私は当時に生まれていたわけではありませんので、歴史の教科書などでその事を知っているということです。昭和20年の3月10日に行われたという東京大空襲。同年7月10日の仙台への空襲。8月6日の広島への原爆投下と8月9日の長崎への原爆投下。そして8月15日の終戦。いずれも、歴史の書などで学んだことであります。

先月の下旬、インターネットで調べものをしている時に偶然にもたどり着いたサイトは、私にとって実に衝撃的なものでした。一言で言えば、戦争を体験された方々の証言記録です。これまであまり詳しく勉強をする機会もなかった当時のことが、実際に戦地へ向かわれた方々の証言で生々しく綴られています。出来れば、誰にも言いたくない。しかし、今こそ証言する責任があるのかもしれない。出演されている皆さんの表情からは、一様にそのようなご苦難の状況を察することができるのです。

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NHK 戦争証言アーカイブス」。戦後68年ということは、太平洋戦争を実体験とされた方々はすでに80歳前後。同様に、東日本大震災もあと50年ほど経てば、実体験者は高齢者ばかりとなるのでしょう。未来のために情報を保存することの大切さ。そして、良い情報もそうでない情報も、より多くの人たちで共有することが重要なのかもしれません。それが現代人の未来への使命なのでしょう。