宮城県美術館 ゴッホ展

あ!ゴッホ展!いつまでだっけ?うわうわうわ!15日までじゃ!

宮城県美術館で開催されている「ゴッホ展」。このところ少しだけパタパタしていたせいか、すっかり忘れていました。15日の最終日は祝日で、13日の土曜日からの3連休は激混みが予想されます。そうじゃなくとも、この類は最終日に向けて駆け込みが増えますので、今週あたりはすでにヤバいかも。いつ行く?今日でしょ。

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というわけで、本日の午後に友人と一緒に訪れた宮城県美術館。駐車場の空き待ちを覚悟していたのですが、運良くもすぐに入ることができました。しかし、場内はほぼ満車状態。さすがに人気の特別展です。案内には、今回のゴッホ展は「京都」に始まり、ここ「宮城」、そしてこの後に「広島」へ移動しての開催とあります。なんと日本で3箇所だけの展示らしく、オランダはアムステルダムにある「ゴッホ美術館」の改修工事に伴う閉館の間に実現することとなった貴重な特別展のようです。

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正直なところ、絵心がまったく無い私には実に高尚な展覧会で、まさに「猫に小判」と言えそう。しかし、難しいことは考えずに数々の絵に目を通し、そこで何かを感じたのか感じなかったのか。

それで良いとも思うわけです。彼がまったく売れない画家だったことや、パリに住んでいたこと。さらには37歳の生涯を自身で閉じたことなど、今回まで知る由もありませんでした。自分の名を冠する美術館が自国に存在し、世界で展覧会が開かれていることを、天国の彼はご存知なのでしょうか。

実のところ、絵心がまったくない私が今回の「ゴッホ展」に足を運ぼうと思った一つのきっかけがあるのです。それは、6年前の2007年の春に訪れた「大塚国際美術館」。大塚製薬の創業地である徳島県鳴門市にある陶板複製画を中心とした大規模美術館で、事業主体はもちろん大塚グループ。その時に鑑賞したなかには、もちろんゴッホの作品も含まれており、撮影した写真も残っていました。

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実は冒頭の写真もこれで、もちろん宮城県美術館のゴッホ展を撮影できるはずがありません。この「大塚国際美術館」はオリジナルの収集に拘るのではなく、展示されている作品の多くは世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けた複製画。これらを原寸で鑑賞することでその良さを理解し、将来には機会があれば実物を鑑賞して欲しいとの願いが込められているとのことでした。

今回、あれから6年後にその機会が訪れ、まさにその通りとなったのであります。人生とは実に面白いもので、いつかは何かがどこかで繋がるように出来ているのかもしれません。そう思えば、今後もいろいろと楽しみが広がりそうです。