目頭1時50分

「空腹は最高の調味料である」と言うように、食事を美味しく食べるもっとも確実な方法は、お腹を空かせることです。例によって、昼食を食べる時刻は午後1時から2時の間がもっとも多い私は、当然のことながら昼食前のお腹はペコペコ。つまり、何を食べてもたいていは美味しく感じるのです。

本日の午後4時に、大河原町で仕事の予定がありました。よし!少し早めに着いて船岡城址公園に立ち寄り、どこかで昼食を取って大河原の桜も見物してしまおう。仕事にからめた桜見物は私の常套手段です。とのことで船岡に立ち寄ってみたのですが、残念ながら城址公園も白石川の一目千本桜も三分咲き。そりゃそうでしょう。いくらなんでも、まだ早過ぎたようです。ほいじゃ次は昼食を。

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時刻は1時半に近づき、もはや空腹はピーク。こうなったら、あそこです。大河原町内の大谷西原前にお店を構える「登正門」。東北本線の東側に位置する旧国道4号線沿いで、「菓匠三全」の工場の近くでもあります。基本的には焼肉店なのですが、ランチタイムには驚くべきパフォーマンスを見せる「登正門」。この近辺の同業の先輩方に初めて連れて来られたのが確か2年ほど前でしょうか。

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いただいたのは「エビフライと白身魚のフライ」。ランチメニューとして用意されている何種類かのなかで、初めていただく一品です。10分ほどでテーブルに運ばれたそれは、自家製のタルタルソースが掛けられたエビフライが2本とキスのフライが2尾。てっきり鱈のフライかと思いきやキスとは。

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ここはランチでも決して手抜きが見られず、初めてお邪魔した時から感心させられたのですが、それは今回もまったく変わることはありません。もちろんフライは揚げたてで、中太のプリップリとしたエビもふんわりサクサクのキスも、申し分のない美味しさです。これがコーヒー付きで682円。

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実のところ、今日は早起きの早出番で朝から行動開始。すでに11時頃にはお腹がギュルギュルと鳴り止みませんでした。それを無視して仙台から船岡まで移動してしまい、その後にここ大河原で昼食にありついたのがこの時間。極度の空腹に対して、本当に美味しいものを食べ終えたこの瞬間。あまりにもシアワセ過ぎて、つい目頭が熱くなってしまったその時刻は、1時50分なのでした。