秘密のケンミンSHOW 麻婆焼きそば事件簿

こうしてブログを続けていると、たまに驚くようなことが起こる場合があります。震災後にはBBC英国放送協会東京支局の方からメールを頂戴したり、とあるメーカーの方からご連絡をいただいたり。

そして今回もそうでした。2月の初旬頃だったでしょうか。当ブログに1通のメッセージ(裏メール)が届いたのであります。発信元は東京のテレビ制作会社のスタッフの方。なんじゃもんじゃ?

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そのスタッフの方は、「秘密のケンミンSHOW」で麻婆焼きそばを取り上げるべく、鋭意調査中だとのことでした。そのなかで、どうやら以前に私が書いたブログもご覧になったらしく、それでいろいろと聞きたいことがあるとのこと。できれば連絡先を教えて欲しいというので電話番号を返信したところ、すぐに電話がきたわけです。

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このような番組で、宮城や仙台が取り上げられるのは大歓迎であります。私が知る範囲のことはすべてお話しさせていただいた後に、そのスタッフの彼はこう切り出しました。もし社内のプレゼンが通って「麻婆焼きそば」に決定した場合には、来週にでも仙台へ取材に伺うことになります。是非とも直接お話しを聞かせていただけませんか?あぁ、はい。え?それって、テレビに出るんですか?はい、そういうことですね。は?いやいやいやいや、それだけは勘弁してください!無理でしょ!

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というわけで、見事に彼の社内プレゼンが通ったらしく、仙台の「麻婆焼きそば」が取り上げられる運びとなり、その翌週に取材陣が仙台へ足を運んでくださったのであります。ご縁があってクルーの皆さんと少しだけお会いする機会を得て、私も逆にブログのネタにしようと企んだわけですが、放映日までは情報を留めて欲しいという依頼もあり、先程の放映まで事前の開示は出来なかったのです。

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そんなことがあり、急に麻婆焼きそばを食べたくなってしまった単純な私は、2月の下旬に八幡町の「亀江食堂」へ向かったのでした。私に麻婆焼きそばの存在を教えてくれた貴重なお店。情報としては真っ先にこちらのお店をご案内したのですが、ご高齢のお母さんと娘さんが切り盛りされているお店ゆえ、取材の要請は丁重にお断りされたそうです。うんうん。それは良いご判断かもしれません。

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正直なところ、「牛たん」や「笹かまぼこ」のような市民権は得ておらず、「仙台に住む宮城県民は麻婆焼きそばをよく食べる」というのはずいぶん大袈裟な印象を受けましたが、何はさておき、麻婆焼きそばの存在が有名になったことは実に喜ばしいことであります。

これを機に、仙台の食文化の一つとして麻婆焼きそばを大いに広めるのは、地元経済の活性化の観点からも実に良いことなのかもしれません。ちなみに、今回のことは一切事前に誰にも話してなかったにもかかわらず、放映後にはしばらく友人知人からのメールの着信音が鳴り止みませんでした。実に恐るべしテレビのチカラ。次は悪いことをしてテレビに出ないよう、気を付けなければなりません。

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