美味しいヨコメシ レストラン シェフ

「タテメシ・ヨコメシ」という言葉があるようです。「タテメシ」とは、社内などで上下関係にある者同士が食事を共にして親交を深めるというもの。一方で、「ヨコメシ」とは同僚や友人たちと食事をすることなのだそうです。つまり、どちらかと言えば「タテメシ」よりも「ヨコメシ」の方が消化には良さそうです。

学生時代にお世話になり、その後に社会人になってからパッタリと再会した少しだけ姉貴分の先輩。お互いに歳を重ねても、先輩と後輩の間柄は変わらぬ意識のまま。昨年末、その姉貴分にまたお世話になったことがあり、チョッとした恩返しをしなければなりませんでした。ご一緒に食事でも。そう申し上げていたのですが、お互いになかなか時間が取れずじまい。しかしこの課題は消えません。

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先週にその姉貴分から連絡がありました。ねえ、いつご馳走してくれんの?は?いやいやいつでもよーござんす。このタスクが消えて無くなることはありません。早く私を楽にさせておくんなまし。日時を決めちゃいましょうか。ということで決行の日となった本日にお姉さまをお連れしたのです。

さほどキバる必要もありませんが、かと言って半田屋やファミレス系というわけにもいきません。あまり力まずに食べられるカジュアルなお店。せっかくなのでオヤジ同士では入りにくいようなお店。

思いついたのは「レストラン シェフ」。長命ケ丘の「シェフ2」がお休みだったので二日町店へ。場所は、仙台市内のど真ん中とも言える仙台市役所のちょうど北側付近に位置するビルの路面店です。

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この類の食事は実に久しぶりですが、やはりたまにはいいものです。食べ進むうちに幸せ感が湧き出してきて自然に微笑んでしまう美味しさ。新鮮で脂の乗った、いわゆる洋風刺身とも言えるカルパッチョ。ニンジンのポタージュ。白身魚のふかふかフリッター。そしてデザートにコーヒーで、お一人様が1,575円。単なる昼飯と考えれば贅沢な予算ですが、この内容ならバーゲンプライスです。

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一般的には「ひらがな・漢字系」の食事が「タテメシ」で、「カタカナ系」は「ヨコメシ」という区分けも出来そうです。メニューは圧倒的に横書きが多いのかもしれませんが、ヨコメシ屋で縦書きの献立表を目にしたことはありません。さて、今日はどう見てもヨコメシです。いくら先輩とは言え、主従関係があるわけでもなく親愛なる姉貴分だからです。さらには、いただいた食事の内容も完全にヨコメシ。

加齢とともに少しずつタテメシが口に合うような気がしていたのですが、こうしていただいてみるとタテ・ヨコ関係なく美味しいものは美味しいわけです。今日のように積もる話しをゆっくりと進め合うには最適な「レストラン シェフ」。意外にもリーズナブルですが、レストランらしいレストランと言えそうです。