泰陽楼 東一店

クルマを駐車場に置いててくてくと、久しぶりで街ナカを歩く機会がありました。まだまだ凍てつくような2月の空気。こうして歩いてみると、またたく間に顔と手が冷たくなるのが分かります。所用を済ませて駐車場へ戻ろうとしましたが、ちょっと待て。せっかく街へ来たのだからランチはどう?

2月は消費が冷え込むとよく言われますが、今年のようにこうも冷え込むと外をうろつき回ることを避けたくなるわけです。人々が外へ出ないとお金を使わない。つまり、特にこの東北においては、気温の冷え込みと消費の冷え込みは多少なりとも連動しているような気もしないでもなく。などと考えながらてくてくと中央通りから一番町を左折して青葉通りへ。目指すは老舗中華料理店です。

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南町通りから青葉通りまでの一画である一番町2丁目。いわゆるサンモール一番町の、金港堂書店の斜め向かいの地下にお店を構える「泰陽楼」。仙台市内では3店舗を有する老舗中華料理店で、ここ一番町店は「泰陽楼東一店」などと呼ばれているようです。今回は、ここを決め打ちです。

大震災以降、仙台駅前地下で営業していた「ラーメンアオバ」の閉店はオールドファンにも衝撃を与え、さらには一番町4丁目の「味一番」、そして一番町3丁目の「大雅」といった名だたる中華料理店の閉店は、私たち食いしん坊にとって実に寂しいニュースだったわけであります。それぞれがそれぞれの事情をお持ちで、私のような外野はどうすることもできませんが、ただただ残念なのです。

そんなことが今年になって話題となり、機会があれば「泰陽楼」で思い出に浸ろうと考えていたわけです。南町通りのお店はすでに改装されましたが、ここ一番町店はおそらく昔のままで実に昭和風。

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元気の良い親方とテキパキマダム。店内も昔の中華料理店風で実に良い雰囲気です。聞けばこちらの一番町店は昭和42年の創業だそうで、営業50年まではもう少しで手が届きそう。東仙台の「酔拳」でいただいた酢豚定食のパフォーマンスにも驚かされましたが、こちらはデザートの杏仁豆腐が付いて650円。最初は身体を温めるラーメンを考えていたのですが、酢豚に目がくらみました。

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学生時代に通ったライブハウスや、ヤマハがあったことでもよくウロついたこの近辺。金港堂書店の昔っぷりにも驚きますが、この一番町2丁目にはまだ数々の老舗店が頑張っておられます。できることならあまり大きく形を変えることなく、今後もその昔っぷりを魅せていただきたいのであります。