メイドインジャパンのデジカメ

お気に入りのデジカメが退役を迎えました。3年以上前に購入したリコーの「CX1」。高詳細のディスプレイや独自の設定機能。さらに、1センチまで寄れるマクロや得意のズームマクロなど、実に使い勝手の良い相棒として大いに活躍してくれたのです。総ショット数は2万3千弱。本来であればまだまだ頑張ってもらうところでしたが、半年ほど前からシャッターが切れ難くなってしまいました。

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フォーカスは合うのですが、シャッターがなかなか切れない。当初はマクロ状態での不具合だったのですが、徐々に通常撮影でも同じような状況に。常にそのような具合なので、実際に写真を撮ることが不可能になってきたわけです。経年劣化と言われればしょうがないのですが、とても気に入っている道具なので修理も検討したところ、おそらく1万円から1万5千円だと。新品が買える予算です。

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修理はあきらめ、退役させてゆっくり休んでもらうことにしました。電源は入るしフォーカスも合うのです。これまでいろいろなところへ一緒に付き合ってくれたこのCX1。思い入れもあり、このまま手元に置いておきましょう。いつかまた、自然に直っているかもしれません。それを少し期待して。

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そして久しぶりに、新人のデジカメ君を迎え入れました。キヤノンの「IXY-220F」という機種です。1機種が退役を迎えたからと言ってすぐに新しいデジカメを調達する必要もないのですが、しいて言えば「この隙に」ということです。実は「PowerShot A570 IS」以来となるキヤノン機。

高感度センサーと「DIGIC5」エンジンの組み合せによってもたらされるという「HS SYSTEM」に興味があったのですが、発売から1年が経つとは言え、約1万円という価格の当機に狙いを定めていたわけです。実際には「楽天」の貯まっていたポイントを使い、5千円ポッキリで手に入れました。

ちなみにここの「CX1」の画像はすべて「IXY-220F」で、しかもISO800で撮ったものですが、確かに高感度のノイズは少ないような気がします。お返しに「IXY-220F」を「CX1」で撮りたかったのですが、相変わらずシャッターが切れず、残念ですが代打を立てました。手持ちのデジカメのなかではもっともコンパクトな機種となる当機。これ以上小さくては使い難い、ギリギリのサイズです。

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手にしてから気が付いたことですが、なんとこのキヤノン機は「MADE IN JAPAN」。久しぶりで目にする素敵な文字に、なぜか少しだけ嬉しくなりました。海外メーカーに押されている業界も少なくないなかで、ことデジタルカメラに関しては世界的に見ても日本メーカーの独壇場。しかも、この約1万円のキヤノン機がメイドインジャパンだったとは。日本製の底力を、これから大いに楽しむことにします。