ファーミネーター ロングヘア用

猫を飼っていると、自分の頭髪以上に悩まされるのが彼らの抜け毛です。我が家ではロン毛のヤングマンが2匹。おとなしく寝ていてくれれば毛が舞うこともないのですが、時おり始まる鬼ごっこの後には、フンワリした抜け毛のボールが床すれすれに漂います。とは言え、以前に飼っていたチンチラと比べれば格段に抜け毛は少なく、さほど神経質にならずに済むのは非常にありがたいところです。

猫はペロペロと自分でもグルーミングを行いますが、私たちが理美容室でお世話になるように、たまには人の手が必要な場合もあります。これまでは、クシ型のタイプや細い針の棒が付いたブラシなどを使っていたのですが、以前からどうしても気になる商品がありました。ターミネーター。ではなく、ファーミネーター。ペットショップなどでは4千円から6千円ほどで並んでいる高級品です。

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効果的に驚くほど抜け毛がよく取れる一品だとのこと。何となく良さげではありますが、ネックとなるのは価格です。他の抜け毛用ブラシはだいたい2千円前後なのに比べて、このファーミネーターの価格は飛び抜けています。買ったはいいけどウチの猫には合わないとなればリスクが高すぎます。

しかし、カミさんがどうしても試したいというので、先週末にファーミネータープロジェクトが動き出しました。購入費用は少し貯まっている「ニャンコ基金」から拠出するという声を聞き、お小遣いを減らされずに済みそうだとホっとした私ですが、念のためにネットで調べてみると、そこには驚きの価格が。

基本的に輸入品となるらしいこの商品。どうやら「正規輸入品」と「並行輸入品」、また一部には「類似品」というモノもあるらしく、その価格もバラバラなのです。結局のところは、ネット上の様々な情報を参考にしながら1,750円でゲット。いわゆる「並行輸入品」というヤツですが、ここまで価格差があると、「正規輸入品」とはなんぞや、ということになってしまいます。保証などを必要としない私にはコレで十分です。

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昨日に届いたモノを直ちに開封。細部の作りなどを見る限りでは、おそらく類似品ではなく本家メーカーの並行輸入品だと思われます。さて、実際に試してみましょう。さあロン毛のヤングマンたちよ、順番にここへ並んでくださいな~。というわけで、軽く4~5回撫でてみたのが上の画像です。

ふだんからブラッシングしているので、驚くほど取れるという感じではありませんが、いずれは抜けて彼らの口に入るか床の上に漂うはずのムダ毛が、こうして事前に取り除けるのはありがたいところ。上部のレバーを押すことで刃先に付いた毛がワンタッチで取れる仕組みもよく考えられています。このあとカミさんが2匹を念入りに施しましたが、これまで目にしたことのないようなモフモフ具合になりました。コレはなかなか使えそうです。

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綿あめにするかダウンジャケットを作るか、実に悩ましいヤングマンたちの毛。面白いのでつい手にしたくなるファーミネーターですが、被毛は彼らにとって大切なもの。通常はこれまでのブラッシングで済ませ、この魔法の熊手は週に1度程度としておきたいものです。ちなみに、このファーミネーターは人間の頭髪には使えません。特に私の頭には1本たりともムダな毛など無いのであります。