満洲飯店との闘い

今月も、いや今年も残すところあと5日。多くの皆さんと同様に何かとパタパタしていた1ヶ月でしたが、ようやく峠は越えて滑走路がうっすらと見えてきたところです。このまま何もなければゆっくりと着地したいわけですが、忘れものが無いかを再度確認しなければなりません。

公私用とも年賀状の投函は完了し、仕事上での保留案件も無いはずで、気持ちが概ね落ち着いてきた本日。どうしても年内に達成しておきたいことが1つだけありました。満洲飯店です。

ちょうど今日は友人と昼食の約束。なんとか一緒に満洲飯店へ連れ出そうと作戦を練ります。モヤシは好きですか?え?モヤシ?え、ええまぁ、好きと言えば好きですが。なるほど、それはちょうどいい。お腹は空いてますか?え、ええ、朝は食べていなかったので。

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当ブログの常連さんであるA氏から教えていただいて、初めて訪れたのが約2年前。泉区にお店を構える「満洲飯店」のタンメンに度肝を抜かれたのを、今でも鮮明に憶えています。その野菜の盛り具合は、まさに泉ヶ岳。その後に何度か満洲飯店には食べに伺ったのですが、結局のところ一度も「泉ヶ岳」に手を出すことはしませんでした。完食の自信が無かったからです。

しかし、A氏は私に早く挑戦しろと言い続けます。本来は超大盛りの一品も用意されているのですが、それはともかく味噌ラーメンで勘弁してやろうという優しいお言葉。そこまでの温情をいただいて私も無視するわけにはいきません。イッチョやってやろうじゃありませんか。

という経緯があって、友人にも付き合わせて向かった「満洲飯店」。もちろん彼にもこの泉ヶ岳盛りを体験していただきたい気持ちがあったわけです。そして、戦いの火蓋は切られました。

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タンメンの実物を前に目を丸くする友人。なるほど、こういうことですか・・。彼はニヤけながら割り箸に手を伸ばします。その後に運ばれてきた味噌ラーメンは私の目の前に。絶句です。

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わたしはうさぎ?いやいや、そんなノンキなことを考えている場合ではありません。しかしスゴい。いったいどこから手を付ければ良いのやら。まるでカキ氷のように、崩れないよう配慮しながら食べるラーメンは初めてです。どこまで掘り進んでも、麺ははるか遠くの彼方に。

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出された食事は絶対に残すことが出来ない世代の私たち。おそらく彼も私も相当量の野菜を胃袋に入れたはずで、モヤシに関しては年間消費量の半分を食べたような気分です。実に厳しい闘いではありましたが、今回は何とか完食を果たすことができました。

もちろん、今日は日中でも氷点下の仙台において、この熱々で実に美味しい泉ヶ岳ラーメンは私たちの身体を芯から温め、後味の良い達成感をももたらしたことは言うまでもありません。いやはや実に恐るべし「満洲飯店」。明朝には、私のヘソからモヤシが芽を出しているに違いありません。

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