インディアンスパゲティ

ふだんは実にノンビリ屋の私ですが、さすがに今月だけはパタパタとしています。今週や今月と、私たちは何らかの締め切りに合わせて生活しているわけですが、今月の締め切りは今年の締め切りでもあり、年を越してからでもいいやというわけにはいかないことも出てまいります。今月の最終週は少しゆっくり過ごすためにも、ブログの更新が滞りますことをお許しください。

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高校時代に通った白石の喫茶店「たるたる」は、コーヒーも美味しかったのですがスパゲティも絶品でした。そこで用意されていた3種類のスパゲティは、「みそスパゲティ」「スープスパゲティ」、そして「インディアンスパゲティ」。どれも美味しかったのですが、おそらくもっとも口にしてレシピまで記憶に残っているのが「インディアンスパゲティ」。「インディアン」と呼んでいました。

当時は今のように注文されてから乾麺を茹で上げるようなお店は少なく、ましてやそこはスパゲティ屋ではなく喫茶店でしたので、麺自体はあらかじめ茹でているものを準備していたようです。しかし、そのようなことは無問題の美味しさ。「インディアン」は調理にカレー粉を使うわけですが、その量で辛さを「何倍でお願いします」などと勝手に注文していたのを憶えています。

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作り方は実に簡単。キホンの具材は玉ねぎとピーマン、そしてベーコンなのですが、必須の玉ねぎ以外は何を代用しても良さそうです。具材を適量のサラダオイルで炒め、ブラックペッパーを振ります。そこに茹で上がったスパゲティを入れて、適量のカレー粉を入れてさらに少し炒めます。一人分で小さじ1杯のカレー粉ぐらいだとパンチが出ます。あとは、火を止めてからたっぷりのトマトケチャップを投入して混ぜ合わすだけ。粉チーズも忘れずに。

私でも出来る簡単調理ですが、あえてコツを挙げるとすれば、カレー粉を入れてからの炒めは大切です。よって、具材にはここでも熱が入りますので、最初は炒め過ぎないようにすることでしょう。また、トマトケチャップはケチらずに。これをケチるとパサパサとした食感になります。

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外で食べたスパゲティは何とか自宅で再現できないものかと試行錯誤するわけですが、この「インディアン」だけはやっと自分のものになった一品です。細かいことを言えば、パスタは「ディチェコ」の11番で、カレー粉は「S&B」の赤缶。トマトケチャップは「デルモンテ」というところが私の結論ですが、細かいことを言わなくとも美味しく出来るのがこの「インディアンスパゲティ」。カレー粉の量によっては汗が吹き出す一品にもなりますので、この季節に是非お試しあれ~。