春日町 八洲軒 再訪問

以前にお邪魔したお店。特に、ブログの記事として書かせていただいたお店のことは、個人的に気になるものです。近くを通るたびに、あのばあちゃんはお元気かなぁとか、あのおやっさんは相変わらずヒマなのかなぁとか。お店が気になるというよりも、そこにいらっしゃる「人」のことを思い出すわけです。そして、たまには実際に様子を伺うことになってしまうのです。

個人商店や個人食堂は、そこにいらっしゃる「人」がいつも同じです。青葉区春日町の昭和食堂「八洲軒」は、確かおやっさんが一人でお店を切り盛りされているはず。「切り盛り」などと言うと忙しそうな雰囲気ですが、そんなことはありません。相変わらず、ヒマなのかなぁ。

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おやっさんは相変わらずヒマそうに、歌舞伎役者の訃報を伝えるワイドショーをご覧になっていました。いや、もっとも私がお邪魔したのは14時前ですから、おそらく昼のピークが過ぎ去った後なのでしょう。約2年ぶりの「八洲軒」。しかし、そう思わせないお馴染み感があります。

いらっしゃい!そう言いながら、そそくさと席を立って厨房へ入るおやっさん。優しそうなゆる~いキャラのご主人ですが、さすが仕事に対する姿勢は商売人です。テレビの視聴を途中で中断させて少し申し訳ないような気がしましたが、こちらも空腹で倒れそうな具合です。

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それにしても、相変わらずテレビドラマのセットのような店内。4名分のテーブルが2台に加え、2名分の素敵なカップル席まで用意されています。厨房と客席を仕切る壁には古い食堂に見られる小窓がありますが、おやっさんが一人でここから出し入れすることはなさそうです。

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以前にいただいた「ラーメン400」が献立から消え、その代わりに「中華そば500」がお目見えしていました。おそらく何かがバージョンアップしたのでしょうが、それはお聞きしませんでした。いずれにしても、14時前の空腹を満たすには「ミニチャーハンとラーメン」が必要だったようで、パラパラと香ばしく炒められた素チャーハンとラーメンは、あっという間に私の胃袋へ。

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これが新「中華そば」なのか旧「ラーメン」なのかは分かりませんが、そんなことをおやっさんに聞くのはヤボです。しかし、以前のラーメンよりも魚の出汁が効いて、さらに少しコッテリに感じられたのは、もしかしたら気のせいかもしれません。

今年で何と創業53年目に突入されたという「八洲軒」。店頭に停められたダミーの配達用バイクは、前回よりも50cmほど前進された位置。南隣りには、某老舗温泉旅館のご子息が営む和食料理店「おかざき」。人気上昇中らしく、機会があればお邪魔してみたいお店の一つですが、いずれにしても両店とも末永く繁盛していただきたいものです。

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