クーポン非活用術

今日の午後、うどんでも食べて温まろうと、久しぶりに「丸亀製麺」へ立ち寄りました。レジで会計を済ませると、お釣りと一緒に渡されたクーポン券。お?1枚や2枚ではなく、何枚かの綴りになっているようです。席に着いてうどんをすすりながらさっそく開いてみると、「バラ天うどんフェア マル得クーポン」と記載されたそのクーポン券は何と6枚綴り。実に太っ腹です。

初めて目にした「バラ天」という献立。要は天ぷらのバラバラバージョンで、今日も「かけうどん」に「小海老のバラ天」を乗せてみたのですが、これが香ばしくてなかなか美味しいのです。

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おそらく、この「バラ天」の登場を機会に打ったフェアなのかもしれません。釜揚げうどんの半額券が2枚に、バラ天をタダにします券が4枚。すべて使えば600円が得する計算ですが、さすがにそのような大袈裟な記載はありません。期限は12月16日。残り時間は約1ヶ月です。

ところがどっこい。この手のクーポン券を、期限内に手際よく使ったためしがありません。なぜか手にした時点で得をした気分になってしまい、そのままどこかへ置き忘れてしまって、見つけた時にはとっくに期限切れ。これがパターン化している私の「クーポン非活用術」なのです。

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今やまさに「クーポン戦国時代」。紙のクーポンから電子クーポンまで、様々な企業があの手この手で私たちを誘惑し、なかにはクーポン専用のサイトまでが登場しています。ちょうど欲しかったあの品や、ちょうど食べたかったあの昼食が、クーポンで安くなるのは実にラッキーですが、「クーポンで安くなるからこれも買っちゃうか」をやり過ぎると、相手の思うツボにハマりそうです。

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クーポンで思い出したのが、よくある「ポイント制度」。個人的には、ポイント制度を導入している家電量販店で買うことはめっきり少なくなりましたが、それでも小物関係を買うことはあるわけです。そこで興味深いのが、レジで言われる一言。ポイントはお貯めでよろしいですか。

どうやらマニュアルで決められているのでしょう。あの場で私たちが「NO」と言いづらい心理をついたドギツイ戦術ですが、私はいつも「使ってください」と言います。たとえそれが100ポイントでも10ポイントでも、その分のお金を無利子で企業に預けておく余裕など私にはないからです。

一方で、以前にとあるカー用品店でレジに並んでいた時のこと。私に対してレジの女性スタッフがこう言いました。440円分のポイントをご利用いただけますが、本日お使いになりますか?家電量販店とはまったく逆のやり方ですが、実に清々しい印象が残る一幕でした。