シャリ小

「シャリ小」という言葉があるようです。正しくは「小」なのか「少」なのかは分かりませんが、寿司を握ってもらう時にシャリを小さく少なくして欲しい時に頼む言葉で、「しゃりしょうでお願いします」というふうに使うことが多いのでしょう。私はまったく聞いたことがなかった言葉ですが、義母がそう言うのを聞いて初めて知ったわけです。なるほど。シャリ小寿司ですか。

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握り寿司の場合には、シャリを少なくお願いしたからといってネタも小さくされることは無さそうです。その結果、口の中ではネタの容量が増したように錯覚し、そのバランスはデフォルトの場合に比べてとても美味しく感じられるのです。もちろん寿司で空腹を満たそうという時には費用がかさむわけですが、1カンずつじっくり味わいたい場合には良い作戦となるのでしょう。

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このところの気候のせいか、徐々に回数が増してきている「カレーと豚汁」。私の定番とも言える昼食で、一年中いただいているなかでも本格シーズンはまさにこれから。自分としては、カレーと豚汁祭り絶賛開催中といった様相です。そしてここで登場するのも、シャリ小。もちろん「シャリ小」とは言いませんが、「ご飯を少なめでお願いします」と申し出るわけです。

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数年前から、以前と同じ量のご飯を食べると体重が徐々に増え続けることに気が付きました。それ以外の生活環境はまったく変わっていないのにもかかわらず。適度な運動が必要なことは分かっているのですが、それもなかなか出来ない。となると、食べる量を調整するしかありません。よって、外食する際にも可能な限りご飯を少なくお願いするようになったのです。

若い頃は、目の前のおかずをどう長持ちさせてご飯をたくさん食べるかを考えていたのですが、今やおかずを残さずに食べることの方が大切になってきました。それでも体重は減らずにギリギリ現状維持。カラダの燃費は相当にがってきましたが、減税措置は無さそうです。

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さて、シャリ小のカレーライスも実に美味しいものです。ご飯とルーのバランスを計算しながらスプーンを動かす必要もなく、好きなように食べてもルーはふんだんに残されています。それにしても、相変わらずコストパフォーマンスが高い半田屋のカレーと豚汁は、今日も320円。

冒頭の中トロ1カンよりも安いということになるわけですが、もしも最後の晩餐でどちらかを選ぶことになったならば、私は間違いなくこのカレーと豚汁をいただきます。もちろん、大盛りで。